あいかわ公園自然観察ガイド

嫌われがちな毛虫から大人気のクワガタたち、更には季節の植物まで。たくさんのあいかわ公園の自然を紹介していきます。隔日朝8時に更新中

モミジイチゴの花とオトシブミの仲間

5月6月頃に果実をつける野イチゴの仲間は、実がその時期になるわけですから花はそれよりも前、つまり今頃見ることができます。
園内ではヘビイチゴ、クサイチゴ、モミジイチゴ、ナワシロイチゴ、ニガイチゴ、エビガライチゴと言った多数のイチゴの花を見ることができるのです。
今日はとてもおいしいモミジイチゴの花を見てみましょう。
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モミジイチゴの花は少し変わっており、下向きに花を咲かせます。そのため、花がとても見つけにくいんですね。
白く目立つ花ですら隠れてしまうわけですから、実の時期になると知らない人は実を見つけられないくらい分かりにくいです。イチゴの仲間はバラ科なのでトゲを持ちます。このモミジイチゴもなかなかに強烈なトゲを持っているので注意が必要ですよ。f:id:aikawa_park:20210407094641j:plain
3~4mm程のトゲですが、モミジイチゴが2m以下程の低木でかなりしなだれていることもあり、林の中を歩いていたりするととても厄介な植物です。私のように果実を取りに来る生き物への攻撃と言うわけですね。実の時期は果実の根元をつまむようにして取るため、うっかり引っ掛けやすいのです。
続いて葉を見てみましょう。モミジイチゴは葉も特徴的です。手のひらを広げたような形で、しわが多いんですよね。
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すると葉の上に何か虫がいることに気が付きました。この姿はオトシブミの仲間っぽい姿ですね。
園菜ではエゴツルクビオトシブミと言うオトシブミの仲間があと1月もするとたくさん見られるようになります。
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(エゴノキの葉の上にいるエゴツルクビオトシブミ)
エゴツルクビは結構首が長いんですが、こちらは首が短いのとバラ科の葉の上にいたので、姿が似ていて首の短いヒメクロオトシブミなのではないかと思います。
オトシブミの仲間はエゴツルクビ以外は狙って出会えないので、園内では貴重なんですよね。綺麗な花を見ていたら変わった虫にも出会えて一石二鳥です。
このように、花を見ていると目線が普段よりも自然に近くなるのでたくさんの発見をすることができます。普段は見ない発見ができること間違いなしなので、皆様も気になる花などを見かけたらグッと近づいて普段とは違う世界を覗いてみましょう!

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