花の斜面のツツジを見ながらまだ出会えていない種類の蝶を探しているのですが、よく出会う種類はだいたいであってしまいなかなか普段見ぬ種類には会えません。
花の斜面の先にある風の丘付近では、こういった環境が好きなアゲハの仲間がツツジのお花にやってきていました。
食事に夢中の蝶の横にお邪魔するとしましょう。
ツツジの蜜に夢中でこちらに全く気付いていない様子です。顔をかなり突っ込んでいたので、よほど美味しいんでしょうか。
写真を撮っていた時はナミアゲハの春型だと思っていたのですが、改めて見直すとキアゲハですね。
ナミアゲハとキアゲハは同じ種類だと思っている方も多いかと思います。しかし、色や模様が結構違うんですね。
翅の付け根を見てみると分かりやすいでしょうか。
こちらは以前撮影したナミアゲハです。翅の付け根(頭の方)が線状の模様になっていますね。一方上のキアゲハはと言うと?
翅の付け根部分がメッシュのような塗りつぶされた模様になっていますね。個人的にはここを見てあげることをお勧めします。
このキアゲハですが、あいかわ公園では数が少ないのか初めて見ることができました。
アゲハの仲間はその多くがミカンの仲間に産卵するのですが、キアゲハは違うんです。キアゲハはニンジンなどが所属するセリの仲間に産卵するので園内ではあまり見かけないのかと思われますね。愛川町自体は畑なども多いので、山側よりもそういう田園エリアであれば良く見つかるのではないかと思われます。
しかしまあ比較的なじみのある蝶とは言え、出たばかりの時期のアゲハは綺麗ですね。翅の後ろ側にある青色がチャームポイントかと思います。
アゲハの仲間は大抵どこかに飛んだり、移動中の子を見かけるのが大半なので、こうしてじっくり見る機会と言うのはなかなかないんですよね。 皆様もふと考えてみてください。自然の中で目の前でアゲハチョウを眺めたことがあるでしょうか? 恐らくなかなかないと思います。
園内のツツジにはこれからキアゲハだけでなく、黒系のアゲハも来るようになります。益々賑わう花の斜面を歩くのが楽しみになりそうですね。
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