あいかわ公園自然観察ガイド

嫌われがちな毛虫から大人気のクワガタたち、更には季節の植物まで。たくさんのあいかわ公園の自然を紹介していきます。隔日朝8時に更新中

カラスノエンドウとアリの不思議な関係

身近な雑草たちがたくさん見られて幸せな時期となりましたね。
皆様の近くの草原などを覗いてみるとこんな植物があると思います。
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まるで旗のような姿をした変な形のお花 カラスノエンドウです。身近な植物なのですがそれだけに目を向けられることも少ない植物と言えます。
この植物をじっくり見てみると、なぜかアリさんたちがくっついていることが多いのです。 
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このアリはたまたまここにいるのではなく、カラスノエンドウに目的があってやってきています。
一体何が目的だと思いますか?



写真のアリがいるところを覗いてみてください。なぜか黒くなっていますよね。 実はここから甘い蜜が出ています!
アリはこれを舐めにやってきているのです。そしてアリがいることでカラスノエンドウはイモムシやアブラムシに襲われにくくなるという戦略なんですね。
カラスノエンドウは蜜をあげる代わりに守ってもらう。アリは守る代わりに蜜をもらうというwin-winの関係です。よくできたシステムですね。

せっかくなのでカラスノエンドウの他のことも紹介します。
カラスノエンドウには別名ヤハズエンドウと言う名前があります。弓の後ろの形に見立てたのが名前の由来なのですがこれがとてもよく的を射ています。
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ちょっと窪みが浅い気もしますが矢の形に似ていますよね。そして今の時期に欠かせないのがカラスノエンドウのマメです!
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見た目はさやえんどうを貧弱にしたような姿ですがそこは野生種ですからご愛嬌と言うことで。 カラスノエンドウは草も豆も含めて食べることができる植物なんですね。しかもマメの味や香りがします。小さいながらもちゃんとマメが入っているんですよね。
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ミニスケールのマメですがマメはマメです! かき揚げなどにすると雑に採って利用できるのでいいですね。

ということで今日はそこらへんで見られるカラスノエンドウと言う植物の不思議を色々と紹介しました。記事を読んでいただければカラスノエンドウの事はばっちり分かっていただけたかと思います。ぜひ、身近な草地に目を凝らして探してあげてみてくださいね。

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