派手な色の毛虫 触れても大丈夫かな?
幼虫に興味が湧くと触れたくなるものです。
毛虫の仲間で毒がある種類と言うのは全体で見るとかなり少なく、実際はカレハガやヒトリガと言った名の特蛾の仲間の一部に見られます。それらに加えて大きな種類がドクガ科の仲間たちです。
名前の通り毒を持つ種類が多いのです。
分かりやすい種類が多いですから雰囲気をつかんでおきましょう。
毒を持つドクガと派手な色
毒と名前に入っていますから種類の特定ができれば、毒がありそうだと推測できます。しかし野外で出くわせばそんなことはできません。
出会いやすいものは色で覚えておくといいでしょう。
ドクガの仲間は明らかな警告色(けいこくしょく)を持つものが多いです。
赤と黒や黄色と黒と言った色合いで、私は危険だぞとアピールしています。
写真はゴマフリドクガではないかと推測していますが、桜やウメなどの観賞用として人気な植物に付くドクガの仲間です。遭遇機会は多い方ですね。
故に公園でも見られやすく、あいかわ公園でも度々見つかります。
このオレンジ(黄色っぽい)と黒の色合いを見かけたら触らないようにしましょう。 彼らからの触るなよと言うアピールです。
とはいえ幼虫がそこにいるかどうかなんてわかりませんよね。
幼虫がいる可能性の高い痕跡とは?
幼虫が大量にいそうな場所だと分かるヒントがあります。
葉のかじられ方を見てみると、葉の端っこの方がかじられていることが分かります。
こちらは別の幼虫の食痕ですが、見ての通り端から円状に削れていますね。幼虫がかじったサインです。
幼虫は葉を綺麗に端から食べることが多いので、葉を見た時に欠けたような姿をした葉が多ければ幼虫がたくさんいる可能性があると分かります。葉を見上げてそんな葉が多ければ幼虫が潜んでいるかもしれません。
参考にしてみてくださいね。
毒を持つゆえに嫌われ者ですが配色という面では他の蛾に比べて鮮やかです。
黒い体にオレンジ色の縦線が走っていますね。
服の中でも運動用のスポーツウェアであればこういったオレンジ色の線が入ったものがありますよね。
オレンジは蛍光色であり、遠くから見た時に分かりやすい特徴があります。
目立ちやすいですがこの毒を持つ仲間を襲った生き物は痛い目にあい、 次からこの目立つ色合いを避けるようになる。
そう考えると目立つことの重要さも分かりますよね。ですから毒の無い種類もまるで毒があるかのように振舞うことで捕食の可能性を下げるのです。
被害は意図せぬ接触が多い
カラフルな見た目なので触れることはないと思った方も多いことでしょう。
しかし食草の幅が広いため、野外ではよく見かける種類なのです。例えば秋のドングリを探す最中。
人気のドングリの木もドクガの仲間は食べます。
写真にドクガの仲間が映っているのには気が付けましたか? うっかり手を伸ばそうものなら毒針毛が刺さってしまいます。
こんな所にいました。そのほかお花見で有名なサクラ、庭木で有名なツバキ、杉林、草原などなどたくさんの場所にドクガの仲間は潜んでいますから注意して目を凝らすといいかと思います。
ドクガの成虫の姿も覚えておこう
ドクガの仲間は大人になると分かりやすい姿になります。
こちらはおそらくゴマフリドクガの成虫です。
上が頭の方なのですが、細かい毛がたくさん生えた雰囲気をしていますね。
この角ばった雰囲気で頭がもじゃもじゃな雰囲気があればドクガの仲間の可能性がありますので、慣れないうちは避けるのがいいでしょう。
ドクガの仲間を見てみました。
こういった目立つ色合いの毛虫には触らないようにしておきましょう。痛い目にあうと彼らの狙い通り、この色を見ただけで恐れるようになってしまいますよ!aikawa-park.hatenablog.com
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