駐車場を閉鎖した園内はいつもよりもずっと静かで、生き物に遭遇する機会が増えているように感じます。
日当たりのいい場所ではヘビに遭遇することが度々ありました。園内で遭遇するヘビは体感9割近くアオダイショウです。
このヘビがまた綺麗な色合いをしているんですよね。
可愛らしいアオダイショウです。
ヘビの仲間はイメージとして怖い顔つきをしているような印象があるかと思いますが、アオダイショウのようにやさしい顔をしている子もいます。その理由は目にあると思います。
アオダイショウの目はとても丸々とした目なんですよね。
眼の中の黒目と言われる部分が丸い形をしていますね。ヘビを見かけた時に目を見る方は少ないかと思いますが、毒蛇で有名なマムシは目の部分がトランプのダイヤのような形をしているのではっきりと分かります。
とはいえ近づくのは危ないので遠目で見られそうなときだけ見ればいいですね。
ヘビに近づくときは噛まれるリスクがありますので、種類が確実に分かったとしてもあまり推奨はしません。 捕まえるときには長い棒で頭付近を押さえて人間でいうと首のあたりを押さえます。
するとこんな感じで手に持つことができます。
ヘビの攻撃速度はとても素早く、気が付いた時には噛まれてしまいますので、いかに素早くポイントを抑えるかが大事です。
押さえても写真のように強い力で締め付けてくるため、ここで驚いて手を緩めたりすると噛まれてしまいます。離さないという精神面も結構重要なんですよね。
久々に手づかみをしてみると、革製品のような厚みとゴム製品のような独特な摩擦感で癖になる締め付けです。
その秘密は爬虫類に見られる鱗にあります。繊細に作られた芸術品のように美しく鱗が並んでいます。
金属片を並べたようでとてもかっこいいですよね。
アオダイショウの場合青と緑を混ぜたような色にこげ茶のような柄が入ることが多い印象です。しかし子供のアオダイショウでは色がマムシっぽかったりするものもいるので色だけでの判断は危険ですよ。
この子は最初マムシかと思いました。
彼らは締め付けにも見られるパワーを活かして背の低い木々を上手く渡り、鳥のヒナなどを好んで食べます。
あいかわ公園ではツツジの中で鳥の巣が見つかっているのでそういった場所のヒナを狙っているのでしょうね。そのためか、花の斜面で見かけることが多いんですよ。
見つけようと思ったときには彼らが出す枝や葉の上を這うガサガサっという音が重要です。
日ごろから耳に意識を向けて歩いていると園内で見かける機会があると思いますよ。 基本的には彼らは逃げます。最初に述べたように彼らの攻撃は素早いので、棒などで優しく触れ合うくらいにしておくのをお勧めします。もちろん種類が分からなければやめておきましょうね。
aikawa-park.hatenablog.com
違う種類のシマヘビに遭遇した記事はこちら。
aikawa-park.hatenablog.com
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