あいかわ公園自然観察ガイド

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竹が好きな赤いカミキリ ベニカミキリ

園内を歩いていると、ブーンと言う音とともに小さな赤と黒のカミキリムシがよく見られます。
カミキリムシと言えば体だけで5cm近くもある大型カミキリが印象強いですが、小型のカミキリムシたちもたくさんいるんですよね。

その中でも出会いやすいのがベニカミキリと言うカミキリムシです。
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ベニカミキリは体長2cm程の小さいカミキリムシです。小さくて目立たない虫のように思われがちなのですが、写真で分かる色の通り一度みたら忘れられないくらい「赤い虫」という印象を与えてくれる虫です。

この記事を読んだ皆様もきっと今日から「赤い虫と言えば?」と聞かれたら、「テントウムシ!」 ではなく「ベニカミキリ」と 言えるでしょう。
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ところで、彼らはお花に来て何をしていると思いますか?

カミキリムシと言えばカブトムシやクワガタとともに樹液で見つかる虫という印象が強いですよね。樹液が大好きな種類ももちろんいますが、お花の花粉が大好きな子達もいるんです。

ベニカミキリはお花にやってきてご飯を食べているんですね。なので花の近くで見つかることが多いです。 

少しピントがぼけてしまっていますが、この子も花の中央にある花粉を探しているのが分かりますね。
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お花が好きなことに加えてもう1つの条件があります。それがです。

カミキリの仲間は特定の樹木に好んで寄生する傾向がありますが、ベニカミキリは竹を好むとてもユニークな種類です。
タケを利用する生き物なんて恐らく多くの人が知りませんよね。

タケが生えている場所でお花もある場所、そんな場所を歩いていると比較的眼にしやすい種類ですよ。
よく飛んでいるので捕まえてみました。
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飛んでいる時からもはや赤いので、数m先を飛んでいても分かります(笑い)
赤と黒は警告色(けいこくしょく)と言って、危険な生き物だぞと言うことを表しています。ベニカミキリは毒を持たない種類なので鋭い口に気をつければ大丈夫です。 

クロアゲハなどと同じで派手な色合いを付けることで敵に毒があると思わせる戦略ですね。

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せわしない動きがどこ可愛らしいベニカミキリは、簡単に捕まえられる甲虫の1種です。色の面白さやカミキリ特有のキーキー音を出す威嚇音なども楽しめ、虫への興味を持つのにもおススメの種類です。

お住いの近くで竹林を見かけたならばぜひ探してみてくださいね。

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石小屋ダムの方面では真逆の青いカミキリもいるようですよ。
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