象と言う長い鼻を持つ動物がいます。実は昆虫にもゾウムシの仲間と言う象のような長い口を持つ種類がいます。
ゾウムシの中でも見た目の特徴が強いマダラアシゾウムシと言う種類を見てみましょう。
マダラアシゾウムシは全身が凸凹だらけなので比較的わかりやすい種類と言えます。
ゾウムシの仲間の中でも大きめな種類なので、写真で雰囲気を覚えておけばすぐにパッとわかるかと思います。
この仲間の特徴的な部分である口を見てみましょう。ゾウムシの場合象とは違って鼻ではありません。
体に対してかなり大きな口をしています。
この仲間は長い口を利用して木の実や木に穴をあけて卵を産み付けます。
マダラアシゾウムシは樹液にもやってくるので夏の甲虫取りをしていると見つかることもありますね。つまり、身近な種類と言えるでしょう。
このゾウムシの面白さは足にあると言えます。
ムキムキな人の力こぶのように足の節々が盛り上がっているんですね。
この力こぶの部分に まだら色の特有の模様が入っています。なのでマダラアシゾウムシと言うんですね。
大きい体とごつごつした姿、そして足の節々が力こぶのように盛り上がるこのゾウムシを上から眺めてみると、昆虫なのに人間のような筋肉があるように見えます。
まるで昆虫界のボディビルダーですね。
これだけの凸凹感があるとかなり目立つように感じるのではないかと思いますよね?
しかし、このゾウムシはクヌギやコナラと言った木を食べる種類なんです。
これらの木がどのような皮を持っているか知っていますか?
かなり凸凹した樹皮(じゅひ)を持つんですね。なので彼らからすると凸凹な方が天敵に襲われたりせず都合がいいのでしょう。
実際木に彼らがいても意外と分からないものですよ。
樹皮にそっくりなムキムキのマダラアシゾウムシ。この夏クワガタなどを探しながら少し意識して探してみてくださいね。
ゾウムシの仲間は死んだふりをする習性があります。↓では死んだふりにスポットを当てて紹介していますよ。
aikawa-park.hatenablog.com
あいかわ公園の自然に興味の湧いた方は、下のカテゴリーや月別の記事からたくさんの記事を読むことができるのでぜひ御覧ください。
黒い三角形を押すと色々なジャンル別に読めます。昆虫に興味の湧いた方は昆虫の黒三角をクリックすると園内の甲虫や蝶の記事が読めますよ。
また、リンクからはツツジの図鑑や園内で見ることのできる花をまとめた大ボリュームの図鑑も見ることができます。