2月頃に見つけたカエルの卵からオタマジャクシが孵った記事をあげました。
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オタマジャクシに関しては水の汚れにも強く、なんでも食べるので育てるの事態は楽でした。
5月頃に入ってからかなり変化が起き始め、足が出るなどの変化を楽しみつつついにカエルらしい姿へと変わりました。
オタマジャクシを育てることはなんやかんや無かったので足が生えてくれて感動ですね。
大きな後ろ足が最初に出てきてその後に前足が出てくるという順番です。
前足が出ている段階ではまだオタマジャクシなので水底の方にいることが多かったのですが、前足が出てからは浅い水面にぷかぷか浮いていることが多かったです。前足が出た段階で肺呼吸に変わったんでしょうね。
前足が出てからは尾が短くなるなど一層カエルらしくなり、大きな後ろ足でピョンピョンと跳ねるようにもなります。
姿はもうカエル一歩手前ですよね。
上から見るとそれはもう見事なカエルです。もう少し成長したならばアカガエルの仲間の何かなのか分かるのでしょうが、生餌が必要となるため成長させるのは大変です。
せっかくですから1匹2匹くらいはちょこっと飼育に挑戦してみるのもいいかもしれませんね。
こちらは前足が出た まだ尻尾が長いカエルの子です。
最初の子と比べるとややオタマジャクシらしい丸みが残っているのが分かりますね。
この写真では背中の部分が見えています。
小さいのではっきりとは見えませんが、背中に走る白っぽい線が前足の位置あたりでくぼむ様に曲がっていますね。
同じく目の後ろからも同様の線が出ています。
角度を変えてみました。大人のカエルになるとこの背中の線が曲がって繋がりそうですよね。
ここが重要なポイントで、目元と背中の線が
曲がって繋がるならばヤマアカガエル。
まっすぐ繋がるならば希少なニホンアカガエルです。
傾向からして予想通りヤマアカガエルの疑いが強いですね。
ところでカエルと言えば緑の印象しかないという方もいるでしょう。
アマガエルと言えば緑色の有名なカエルですよね。
一方でアカガエルは茶色をしています。なぜだと思いますか?
彼らは地上で生活する種類で、地面や枯葉などが多い場所で過ごすことが多いんです。なので敵から目を欺くには茶色がいいんですね。
緑色のアマガエルは実は樹上性(じゅじょうせい(木の上で過ごす))で、木に登ることもできる仲間なんです。なので植物に囲まれる緑がカモフラージュなんです。
彼らの足には吸盤も付いているんですね。
アカガエルに吸盤はありません。
カエルたちの飼育はこまめにエサをあげないとできません。現状では全ての飼育はできないので、当所の予定通りに親のカエルを見つけていた場所の付近に戻してあげることにしました。
元気で再び姿を見せて欲しいものですね。 ここまで育てられてとてもいい体験ができました。
元々いた場所の個体をその場所の水や枯葉で飼育し、元居た場所に戻してあげる。
カエルに限らず、元々いた子を別の場所で離してしまってはその子は異国の地で生きていくことになってしまいますから止めるようにしましょうね。
カエルがいる場所には蛇がいます。生き物と生き物のつながりを感じてみてはいかがでしょうか?
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カエルが大好きなヘビ ヤマカガシもちゃんと園内にいますよ。
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