あいかわ公園自然観察ガイド

嫌われがちな毛虫から大人気のクワガタたち、更には季節の植物まで。たくさんのあいかわ公園の自然を紹介していきます。隔日朝8時に更新中

白と緑のシジミチョウ オオミドリシジミ

初夏になると現れる蝶がいます。

それはシジミチョウの仲間なのですが、草地をふわふわ飛んでいるシジミとは違い、木の上にテリトリーを張るという面白い性質を持ちます。

こうした性質を持つシジミチョウはゼフィルスと呼ばれ、その美しさから非常に人気の高い蝶です。
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その1種であるオオミドリシジミは翅の裏側が白く、海岸に押し寄せる波のような白い模様が斜めに走ります。

ゼフィルスの仲間は裏翅にも種毎の個性があり、表と裏合わせて翅の模様を楽しめる種類です。

翅のお尻の方を見てみましょう。
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少し写真から顔を離してみてください。

オレンジの中の黒い点がまるで目玉のように見え、先に出る突起が触角のように見えてきませんか?

鳥などの敵に襲われた時に頭の位置がどちらか分からなくなるので生存率が上がるんですね。

この子は標本用なので、いったん冷凍する前にこのミドリシジミの仲間に見られる表翅を見てみましょう。
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角度が微妙なので少々薄いですが、このミドリシジミの仲間は緑色に輝く鱗粉を持つかなり美麗な種類なんです!

これでもオオミドリシジミの輝きは弱い方で、写真ではほんのり粉をまぶしたくらいにしか見えないかもしれません。
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しかし、蝶の翅の輝きには角度が大事で、写真と違い実物はかなり鮮やかな緑色に見えます。

天気が良ければこの翅を広げてテリトリーを張っている場面に遭遇できるかもしれませんね。

オオミドリシジミは樹上でテリトリーを張るシジミチョウの中でも平地側でも見つかる種類です。
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コナラの葉:葉先のトゲが大きく曲がるため特徴的)
食草はコナラクヌギなどの夏の昆虫が大好きな木であるため、なじみ深いですよね。

こういった葉の上で美しい翅を広げて待機し、他の♂や虫が来ると追い払うのです。 なので木を眺めているとパッと飛び出てくることがあります。

今回はミドリシジミでしたが園内では他にも樹上性のシジミチョウ、ゼフィルス達が見られます。 

他の物が見つけられれば紹介していくので、皆様も樹上にいる美しいシジミチョウを探してみてはいかがでしょうか?

綺麗な蝶に興味の湧いた方は美麗なアゲハのカラスアゲハ春型の記事も楽しめるかもしれません。
aikawa-park.hatenablog.com



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公園に来る前に探したい虫を探しておきましょう!

パークセンター内では目指せ昆虫博士コーナーがご利用できます。
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知識0からでも虫取りを楽しめるコンテンツで、このブログの虫取りお役立ち情報を使って学びながら虫探しの色々なことが学べますよ。

(取れる保証はありません)

虫網を持って園内で遊んでみてはいかがでしょうか?