4月~6月頃にかけて頻繁に目にすることがある毒々しい幼虫がいます。
マイマイガと言う蛾なのですが、なかなかに不憫な蛾です。
小さい幼虫の時には色が目立ちます。
大きい幼虫になると7cm程もあるためひたすらに不快な印象を受けてしまうことも多い種類です。
7月になるとこの幼虫が蛾になります。一体どんな姿なのでしょうか?
こんな姿をしています。
大きな茶色い翅とウサギの耳のような触角が特徴的なマイマイガの♂ですね。
蛾の記事では度々ピックアップしますが、大きな櫛型の触覚は♂の蛾で見られることがある特徴の1つです。
しかし、触角の大きさも分かりにくいですよね。正面から見てみましょう!
なんとまあ可愛らしい顔でしょうか。
出会ってきた蛾たちの中でも圧倒的なマスコット感がありますね。
体に対して非常に大きい耳状に目立つ触角がマイマイガの分かりやすい特徴です(♂の場合)
これなら触れそうな気がしませんか?
♂のマイマイガの翅は茶色い模様をしています。しかし、♀はホワイトチョコのような色合いをしています。
♂♀で色合いが違うのでぱっと見は別の蛾に見えてしまいます。♂だけでも覚えておきましょう。
ところで蛾の裏側はどうなっているのでしょうか?虫の体はそのまま見るのが苦手な人も多いですよね。
この驚きのモフモフ感はすごいですね。毛だけを見てしまえばもはや動物かと思ってしまうぐらい滑らかな毛が生えています。どこまで可愛いんでしょうか?
更に可愛いポイントがあります。足の付け根の関節部分にも真ん丸の毛をつけているんですね。マイマイガに関してはこの姿のまま人形にしても十分可愛いでしょう。
幼虫の時からは想像できないような素敵な姿になるマイマイガは、色々な葉を食べるため見かける機会も多い蛾です。
光に集まる性質があり、大量発生した場所ではものすごい数で群れるので不快な虫として見られますが、その姿に注目してみるととても可愛いですよ。
おすすめの蛾です!
マイマイガの幼虫の時の記事はこちら↓
aikawa-park.hatenablog.com
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