あいかわ公園自然観察ガイド

嫌われがちな毛虫から大人気のクワガタたち、更には季節の植物まで。たくさんのあいかわ公園の自然を紹介していきます。ネタを見つけたら更新中。画像の無断転載は禁止です。

茶色い蛾?それとも蝶? じっくり見るととてもかわいいイチモンジセセリ

可愛さ抜群の癒されるチョウ、セセリチョウ!

秋になると茶色い色のちっちゃなチョウが目につき始めます。 

形が蝶らしくないため、蛾とも間違われてしまいかわいそうに思うのですが、セセリチョウと言う種類の蝶の仲間です。

園内にも多数来ており、この時期は特に目にする種類です。早速来ました!

蛾に間違えられるという話をしましたが、確かに皆様がイメージするアゲハチョウなどのチョウとは違いますよね。彼らは飛ぶことに特化している蝶なんです。

虫取りをしていない人には彼らを目で追うのは困難といえるくらい俊敏に飛び回ります。

そのせいでハエやハチに間違われたりして嫌われてしまったりもします。可哀そうですね。

では近づいてみましょう。セセリチョウはどれもこの形をしていますが、基本的には身近な2種類を覚えておけば問題ありません。

この子は翅の白点が数字の1のように綺麗に並んでいますね。

これはイチモンジセセリの特徴です!

蜜を飲むシーンが最高に可愛い!


蜜をおいしそうに飲んでいますね。
セセリチョウの仲間は体に対して目が非常に大きく、ぬいぐるみのようにクリっとしています。
食事中はまさに夢中なようで、人間が近づいてもあまり逃げません。逃げても数cmの距離を取る程度のことが多いです。
目の前で眺めているとチョウとじゃれあっているようでなんだか楽しいんですよね。


上から見てみましょう。
触覚の部分に注目すると先端が丸くなっていることが分かりますね。この傾向は蝶の仲間に見られるものです。虫たちは触覚をピコピコ動かしにおいを感じて餌を探しています。我々の鼻みたいな感覚でしょうか?

翅はしっかりと4枚あり、開いて止まることもあります。
その場面を上から見ると、ぱっと見蝶には見えません。

イチモンジセセリはこの秋の季節に花を覗いてみると高確率で見つかると思うので探してみてください。

かなり愛嬌のある蝶なので、触れ合ってみると好きになること間違いなしですよ。

ほかの可愛らしいセセリチョウも見ておこう。

園内では姿が同じで模様の違うキマダラセセリチャバネセセリなどのセセリがいます。 
秋の石小屋ダム方面では群れる多数のセセリチョウを見ることができますから、興味の湧いた方は訪れてみてくださいね。

同じ時期に見られる蝶たちの記事はこちら↓
aikawa-park.hatenablog.com
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