園内ではキクイムシの対策として粘着トラップを設置しているのですが、アリなどの小型の虫が引っかかってしまってします。
粘着力があまりにも強いので一部めくれたような場所に張り付いてしまうんです。
中にはこんな珍客がまぎれていました。
アオダイショウの幼蛇です。
これは救出した後なのですが、先ほどのめくれの所に潜り込んでしまっていて完全に動けなくなっていました。
体の一部しか出ていなかったのですが、アオダイショウの幼蛇には毒のあるマムシに似た模様の物がおり、助けるか迷いました。
いざ助けてみればアオダイショウで安心です。
幼蛇は見る機会が少ないですよね。せっかくなので見てみましょう。
マムシとアオダイショウはヘビに興味のない人からすれば何が違うの?という話でしょう。
私もそんな詳しいわけではないのですが、黒目の形と言うのは分かりやすいです。
黒目の形は
丸い → アオダイショウ
細い線状 → マムシです。
目が見にくいですか?
びっくりした方もいるかもしれません。こちらは大人のアオダイショウをつかんだ時の写真です。黒目が分かりやすいですね。
幼蛇は弱っているのか手を近づけたりしても噛んだりするそぶりはありません。
全くの勘ですが、こちらを攻撃する気は無いように見えます。
枝などでつついたりするとこのように首を引っ込めます。
この子はおとなしかったですが、この体制から電光石火の如く一瞬で噛みついてくるので、見てから反応することができません。
気が付いたら噛まれているので気を付けましょう。
人間でいうならジャンプするときのひざの関節のようなものでしょうね。
噛まないのでじっくり眺めることができました。
これが助けてくれたことが分かったうえでの行動ならとても賢いですね。
彼らは木の上が好きなヘビです。 ツツジなどの低木の間でひっそりと暮らしているようですよ。
最初に話したようにアオダイショウとマムシは似ています。 むやみに触らないようにしましょう。
この記事を見れば顔を見ることで安心できますね。
園内で見られるヘビに興味の湧いた方はこちらがおススメです↓
aikawa-park.hatenablog.com
色々な自然を楽しめるあいかわ公園に散策に来てみてはいかがでしょうか?