オオムラサキと言えば紫色の翅!
図鑑で見ても紫色が印象に残っているという方は多いかと思います。
あまりにも表の翅が特徴すぎるので、止まっているときに見ることができる裏側の翅がどうなっているのかを知らない方は多いのです。
とある木の裏側に広がるプチ樹液酒場を覗き込んでみると、なにやら巨大な蝶がお邪魔しているではありませんか!
これこそ紫色の巨大な翅で有名なオオムラサキの姿です。
彼らは翅を閉じていると白だとか銀色と言える色をしているんです。
とはいえ数の減っているオオムラサキをこんな間近で見られる機会は貴重です。
少しづつ近づいてみましょう!
どうやら先客のカナブンが邪魔でお目当ての樹液を味わえない様子です。不満そうな雰囲気が伝わりますね。
カナブンたちは頭が小さいのでこういう小さな樹液だと頭を突っ込んで独占してしまいがちです。
野生のオオムラサキに手で触れることもできました。
どうでしょうか? オオムラサキの巨大さが伝わりますか?
この大きな翅の羽ばたきを使って、彼らは樹液に集まるスズメバチでさえ追い払います。
その時に表の美しい翅を目にすることができます。
♂のオオムラサキであればこのような大変美しい模様を見せてくれるんですね。(こちらは昨年の個体です)
彼らは昼間にたまに樹液にやってきます。
その大きさからいればすぐわかるのですが数自体はかなり少ないです。
食草は広場にもあるエノキという木です。
オオムラサキやヤマトタマムシなど夏を代表する美麗な虫が見られる非常にいい木ですね。
どことなく蝶の王者のような気迫を感じられるかっこいいオオムラサキは、園内の樹液ポイントを押さえておけば見つけることができるかもしれません。
カブクワなどの甲虫に加えて大迫力の蝶に出会うにはやはり樹液が重要です。
どうやって探すかお困りの方はこちらを参考にしてみてくださいね↓
aikawa-park.hatenablog.com
aikawa-park.hatenablog.com
樹液に集まるチョウに興味のある方はこちらの記事もおススメです↓
aikawa-park.hatenablog.com
aikawa-park.hatenablog.com