あいかわ公園自然観察ガイド

嫌われがちな毛虫から大人気のクワガタたち、更には季節の植物まで。たくさんのあいかわ公園の自然を紹介していきます。ネタを見つけたら更新中。画像の無断転載は禁止です。

虫を使って樹液を探す技を紹介。カナブンたちを利用して、カブトムシやクワガタがいる場所を知ろう。

クヌギやコナラは分かったのに樹液が分からない...

虫取りを普段しない方にとって木の見分け樹液を見つけることは非常に難しいです。

それこそ図鑑に載ってるようなだらだらと流れる樹液であれば発見は簡単ですが、実際の樹液はスポンジに染みた水のようににじんでいることが多いのです。

分かりにくいことにこれが虫のやってきている樹液です。木を見てこれが見つけられないといけません。

木の一部が黒く湿っている

これは意識しておくだけで樹液が分かりやすくなる1つのポイントです。

とはいえ小さな染みを見つけるのは非常に大変ですよね。

そこで利用したいのが木にくっついているとある虫です。



人気甲虫の影に隠れてあまり見向き去れないカナブンたち。

彼等こそ木の上や予想外の場所に出ている一見気が付かない樹液を教えてくれる虫取りのパートナーです。

特に昨今問題となるナラ枯れの木の樹液を探すには最高の相棒と言えるでしょう。
aikawa-park.hatenablog.com
(ナラ枯れについてはこちら)

ナラ枯れの木では無数の一見よく分からない場所から樹液が出ます。

しかし、よく見るとカナブンたちがまるで木に突き刺さっているかのように見える場所があります。

普通は見過ごしてしまう場所でも彼らが突き刺さっているおかげでここから樹液が出ていると分かるのです。その場所が夜や朝一番に当たりの場所です。

カナブンの刺さっている場所は分かりやすい樹液の場所であるため、夏の虫取りを成功させるにはどれだけカナブンが突き刺さっているポイントを知っているかが重要なのです。 

これは冗談ではありません。
この記事を見て、身近でもあいかわ公園でも構いませんのでどれだけカナブンのいた場所が思い浮かぶか考えてみてください。これが少ないようならカブクワの前にそのポイントを見つける目を鍛えるのが重要です。 こうした見つける目を鍛えていくことでクワガタたちも自然と見つけられるようになりますよ。


今日は色の目立つカナブンを利用して樹液のポイントを覚える技を紹介しました。

カナブンのポイントを昼間のうちに見つけておいて夜の間にそこを訪れてみれば、きっと目的の虫を探せるはずです。



このブログには甲虫探しに役立つコンテンツが多数あります。カナブン以外の技を知りたい方は↓を参考にしてみてください。aikawa-park.hatenablog.com
aikawa-park.hatenablog.com
この記事を覚えれば取ったも同然ですね。
更なる成果を求めるならば、あまり探す人のいない木を知ることも重要です↓
aikawa-park.hatenablog.com