あいかわ公園自然観察ガイド

嫌われがちな毛虫から大人気のクワガタたち、更には季節の植物まで。たくさんのあいかわ公園の自然を紹介していきます。隔日朝8時に更新中

地面にどんぐりの付いた木の枝がたくさん落ちている? 犯人は昆虫かも!

真夏の木の下を見てみると、枝が落ちた光景に出くわすことがあります。

園内のふれあい広場でもかなり多くの枝が落ちている場所があります。

まるで木があまりの暑さに衣替えをしているかのような光景です。
f:id:aikawa_park:20210804102446j:plain
木の中には冬直前になると自ら葉を落とすものがいますが、真夏にこうして意図的に葉を落とすものがいるのでしょうか?

もう少し見てみましょう。
f:id:aikawa_park:20210804103023j:plain
まだまだ緑色の葉がたくさん落ちています。

もし今の時期に葉が大規模に落ちているならば、神奈川で問題となっているナラ枯れのような大規模な落ち方をするはずです。
f:id:aikawa_park:20210804103535j:plain
ナラ枯れの場合色は茶色ですよね。フレッシュな葉が枝ごと落ちている様子はありません。

一体どんな自然現象なんでしょうか?
その答えは枝を見ることで分かります!

f:id:aikawa_park:20210804103907j:plain
実はこちらはとある虫が木に何かをした後なんです。

この写真と1つ前の写真には、枝に共通した何かが付いています。気が付きましたか?
f:id:aikawa_park:20210804104056j:plain
それがどんぐりであり、とある虫の目的の物です。

落下して外れてしまったものを除き、この落ちた枝にはどんぐりがついています。

枝を見つけたらどんぐりを観察してみましょう。秘密は帽子がある下側にあります。
f:id:aikawa_park:20210804104233j:plain
どんぐりを外してみるとそこには小さな穴の痕がありますね。

まだ若い柔らかいドングリの実をかじり、そこに卵を産み付ける昆虫がいます。
その名はハイイロチョッキリ

なぜか実物には出会えていないので姿の似た昆虫で紹介します。

こんな感じの姿をした虫だと思ってください。
f:id:aikawa_park:20210804104548j:plain
こちらは名前が似たモモイロチョッキリと言う甲虫です。

これを灰色にしたら似た姿をしていますので、想像してみてください。

この長い口を使って彼らはドングリに産卵し、枝をちょっきりと切り落とします。

そんなところから名前が来ている可愛らしい昆虫です。
f:id:aikawa_park:20210804104930j:plain
チョッキリはゾウムシと同じく口の長さばかりが注目されがちですが、説明したように植物を面白く利用するとてもユニークな昆虫です。

木の割れ目などにいることも多いので、落ちている葉をヒントに探してみてください!




木から茶色い葉が落ちていたら、それはナラ枯れかもしれません↓
aikawa-park.hatenablog.com
ゾウムシに興味の湧いた方は最後の写真のマダラアシゾウムシは気に入るかもしれません↓
aikawa-park.hatenablog.com

そのほか探したい自然情報がある方は↓の検索ボックスに興味のあるキーワードを入れると記事を探せます。

f:id:aikawa_park:20210808153926j:plain
8月より虫ムシカードを配布し始めました! 月毎の代表的な昆虫をカードで紹介しています! 裏面には別の写真を使って虫探しのヒントや虫の特徴を紹介しています。
8月のミヤマクワガタカードは8月中にしかGETできませんのでご注意ください。