あいかわ公園自然観察ガイド

嫌われがちな毛虫から大人気のクワガタたち、更には季節の植物まで。たくさんのあいかわ公園の自然を紹介していきます。ネタを見つけたら更新中

バッタやチョウ達を襲う昆虫界のハンター、カマキリの種類と探し方

秋と言えば様々なカマキリの季節

やや涼しげな気候になり始めると目にする機会が多くなるのはカマキリですね。大人から子供まで、誰もが知っている虫といえるでしょう。

言わずもがな大人気の昆虫で、その大鎌は他の虫では見ることのできない圧倒的なカッコよさがあります。 そして痛い思いをした人も多いのではないかと思います。
今日は身近なカマキリの種類と探し方に注目してみましょう。

まずはカマキリの体について知っておこう


カマキリの黒目はいつもこちらを見ているように見えますよね。 それは経験で知っている方も多いかと思います。

これは昆虫の複眼と言う面白い目が関係していますね。

実はカマキリの黒目が我々を追いかけているのではなく、我々がカマキリの目の底を見ているんです。

カマキリの複眼にはたくさんの凹みがあり、その奥に黒色の基部があります。 人間の黒目は1つですが、カマキリは黒い底の部分をいくつも持っているので、3人でカマキリを見たら3人とも黒い点で見られていることになります。

さらに複眼は目が多数集まってできている様な目なので、非常に動くものに敏感に反応することができます。

カマキリやトンボなどの肉食性昆虫には無くてはならないものなんですね。

どこから見ても目で追われているようにしか見えませんね。 この流したような目線はカマキリに馬鹿にされているような気がしてしまいます(笑)

ご存じの通りカマキリは待つ狩りをします。 なので人間が近くに立ったくらいでは動じません。 体が植物へのカモフラージュにもなっているので、彼らからすると派手に動かないほうが有利なんですね。

続いてカマキリの武器 大鎌を見てみましょう。 

折りたたむ形になっているのですが挟む部分には鋭い突起が付いており、この突起で獲物を挟み込みます。

そのため、挟まれた相手はがっちりと掴まれてしまい逃げることができません。

その後は生きたまま食べられるわけですが、これは相当恐ろしいですよね。

ちなみに挟まれたり引っ掛けられたりすると人間でも普通に痛いです。

園内のカマキリ情報

園内では見つけられるカマキリは4種類

こちらの写真のハラビロカマキリは特に見つかりやすい種類です。

この種類は木の上や塀の上など高い所を好む傾向にあり、樹液の前で蝶などを待ち伏せするなど非常に面白いカマキリです。ハラビロの名の通りお腹が横に広いのもユニークですよね。 ハリガネムシ寄生率が非常に高いことでも有名です。

このカマキリは動きも特に素早く、止まっているところを捕まえようとするとびっくりします。

ハラビロよりもスリムでなかなか見つけにくいのがチョウセンカマキリオオカマキリです。鎌の付け根部分の色で見分けられたりします。

バッタの仲間と同じように細い体と緑色で草に擬態しているため、探してみるとなかなかいなかったりします。

しかし、個体数自体はかなり多いようなのでやや草丈のある場所を探してあげると見つけられるでしょう。

4種目はコカマキリという小型のカマキリです。

上記の種類に比べ1周り小さいので大きさだけでも見分けられると思います。一応鎌に黒模様が入るといった識別点がありますが、緑色で鎌に黒模様が入る希少カマキリにウスバカマキリというものがいるので、確実な見分けとは言えません。可愛いくらい小さいのを覚えておきましょう。


これらのカマキリは身近でありながらも狙って遭遇するとなると難しかったりします。ではどう見つけるか?
ポイントとしては彼らの生態を知ることです。つまり

園内のカマキリポイントと餌をこっそり紹介!

カマキリは餌を食べるために待つ狩りをします。つまり虫がやってくるポイントを押さえてあげればカマキリも自然と見つけることができます。

パークセンター付近のメドーセージという紫のお花は、多数の蛾の仲間がやってくるポイントです。写真の中にもカマキリがいるのですが、こういった草丈に身を隠しつつ花の前で獲物を狙っていることが多いです。

狙いはホシホウジャクという蛾の仲間ですね。

ただここにだけいるわけではなく、草地などでも見つかります。

あいかわ公園の草原にはクルマバッタモドキトノサマバッタなどの大型のバッタたちがたくさんいるので、それらを狙うカマキリもたくさんいるんですね。

飛び出してくる多数のバッタに驚くこと間違いなしなので、これらの昆虫を探してみてください。