壁などにいる小さなハエトリグモ
照明のある壁は多くの昆虫たちがやってくるため、肉食性の昆虫たちは明かりの周辺にやってくることがあります。
その中でも小さなクモの仲間であるハエトリグモは飼育している人がいる程人気の仲間です。
早速パークセンターの壁を見てクモたちを探してみることにしましょう。
壁を中心に探してみよう
ハエトリグモの中でも屋内で見られるような身近な種類の物は壁を見ていくことで見つけられます。
彼らは色が壁にそっくりなので、保護色のように隠れているんです。ここに確実にいると思ってじっくりと探していきましょう!
すぐにハエトリグモを発見!
白っぽい壁に白っぽい体のハエトリグモを発見しました。
頭の方に白い模様が入っており、全身に毛が多い特徴からシラヒゲハエトリであると思われます。
探したところ、園内では最もたくさん見られる種類のようですね。
ハエトリグモの仲間は♂♀で模様が違うことが多く、大きさも異なることから探す楽しみが多い種類ですね。
続々と見つかるハエトリグモ
壁の上の方もじっくりと眺めて行けばシラヒゲハエトリが続々と見つかります。しかし見つかるのはこの種類ばかりです。
季節的にはまだまだ他の物も見られるはずなのですが不思議です。
おや?なにやら大きな子がいますね。
背中に白い線が入っており、体の縁に白い線模様が入っています
この特徴に合致するのはチャスジハエトリです!
家の中などにも表れる大きめのハエトリグモですね。
立派なチャスジハエトリ
可愛いチャスジハエトリを眺めていきましょう。
ハエトリグモの仲間は巣を張らないタイプのクモです。
その分獲物を捕まえるために動きが素早く、ピョンピョンと飛び跳ねる様に動き回るので見ていて癒される生き物です。
クモの頭部を見てみましょう。
クモの頭部には小さな足のように見える触肢(しょくし)が目立ちます。
(眼の下にあるボクサーが構えた時のような2つの触覚)
この部分がぴょこぴょこ動き続けるのが面白いんですよね。姿はブラシのようです。
この様子から触れたら攻撃されそうな印象を受けますが、攻撃するよりも逃げることを優先する生き物なので私自身噛まれたことはありません。
大きな眼はチャームポイント!
そして頭部と言えば大きな眼も欠かせません。
ハエトリグモの仲間はその大きな目で動くものに対して非常に敏感に反応します。
特に正面の2つの眼が大きくなっており、印象としては車のライトのような見た目に見えますよね。
この大きな目は非常に動くものに敏感なようで、私の体感としてはトンボと同じ位反応が早いように感じます
壁で見かける時には他の虫を捕まえていることも多いですね。
クモはかなり嫌われている生き物だと思いますがハエトリグモは扱いやすく可愛いので、ちょっと興味のある方は探してみることをお勧めします。