こぶ状の変な実を発見! その名はケンポナシ!
石小屋ダム沿いの道を歩いているとブクブクと膨れた変な枝を発見しました。 病気かと思ってしまうその独特な姿はケンポナシと言う植物の実と柄です。
ケンポナシと言う名を聞いてたことのある方は少ないかもしれません。
秋に大量に写真のようなぼこぼこの物体を落とすため、一度それを目にすると忘れられない植物です。
見たら忘れられない凸凹の実
一見するとコブは実のようですが本当の実は先についている丸いものです。
丸い実をつけているわけですが、そのまま実をつけていれば食べられるほど自然は甘くありません。
そこで実を食べてもらうために彼らが使う技がこのコブと言うわけです。このこぶ状に膨れた枝を割ってみましょう!
この柄の部分を割った瞬間洋ナシや日本酒のようなついつい嗅ぎたくなるいい芳香がします。
ケンポナシは実ではなく柄の所に甘みを持つというとても変わった植物なのです。ここでも何かしらの動物に食べられた跡が見られました。
ケンポナシは聞かない名前の珍しい植物? 味も確認!
この植物は名前こそ聞きませんが山地などに普通に生えている植物です。
とはいえ植物の葉はどれも同じっぽく見えますし、ましてや秋の終わりごろと言う虫取りなどもおしまいになる時期にスカスカの木を見上げる人は少ないので、なかなか知られていないんですね。
注意深く山沿いや沢沿いなどの下を見てみればきっと奇妙な形の木の実を見つけられるはずですよ。
せっかくですから高い所にあるケンポナシの柄をかじってみることにしました。
私の記憶ではほんのり甘みがあったはずです。
うーん...はずれでしょうか?香りは非常に良いのですが味は微妙な甘みがある感じですね。 ちょっと美味しいとは言えないような感じです。
もしかすると落下してから追熟するようなサルナシのようなものなのかもしれません。拾って保管してみましょうかね?
面白いケンポナシは柄を割って香りを嗅いでみる価値のある植物です。興味のある方は石小屋ダム方面の地面を注意深く探してみてくださいね。地面に落ちているものを口に含んだりするのはやめましょう。
秋の自然に生えるキウイフルーツの原種サルナシの記事はこちら↓
aikawa-park.hatenablog.com