枝先でお尻の長い茶色の鳥を発見
秋ごろになると非常に大きな声で奇妙な声をあげる茶色い鳥が目につきます。
お尻の羽が非常に長くてフリフリと上下する様が可愛らしい鳥です。
モズと言う名のその鳥はスズメよりやや大きい位のサイズ感の鳥です。
見ての通り体から突き出るようなお尻の羽が印象的ですね。
園内では葉の落ちた枯れ枝や手すりなどの人工物に乗っている所によく遭遇します。
場合によってはこういったススキなどの細い茎に乗っていることもありますよ。どんなバランス感覚なんでしょうかね?
モズの場合枝などの先端が非常に好きなようで、こういう場所で大きな声を出して鳴きます。
声は伝えられませんがモズの高鳴きと呼ばれるほど独特の声です。
もしモズを探すならばこの声を聴いて音の方向の枝先を探してみるというのが効率のいい探し方でしょうね。
先日のハクセキレイと同じく周囲を非常に警戒しています。
1匹の天敵を見逃すことが致命的になる可能性がある厳しい自然の世界を生きていますから慎重にもなりますよね。 外から見てる分にはせわしなくて可愛いのですが。
別の場所にてやはり枝先に止まるモズを発見しました。
目の所に入る黒い模様と長いお尻が分かりやすいですね。
慣れてくると「ここはモズが止まりそうだ」と分かるようになってきます。
なんとなく感覚がつかめましたか? こちらも飛び出た桜の枝ですね。モズ自体は園内の色々な所で見かけます。石小屋ダムの方面がよく見かける印象ですね。あとは噴水広場の辺りでしょうか。
運よく近くに来てくれました。可愛さにも注目したいですがここではくちばしを見てください。
まっすぐではなくややねじれているのが見えますか?
これはものをかみ切るのに優れたくちばしで、タカやハヤブサの仲間などの肉食性の鳥に見られる形状です。
この小型のモズと言う鳥はトカゲやバッタ、時には小型の鳥などを襲うこともあります。驚きですね。
そしてトゲ植物に小さな獲物を串刺しにする「モズのはやにえ」はとても有名ですよね。
可愛らしいモズは園内では比較的よくみられるので、興味のある方は探してみてください。