朝から声を聴くことも多いあの鳥
年中を通して朝からうるさい鳥の声で目が覚めた経験のある方も多いかと思います。
ピーヨピーヨ↑の声でうるさいあの鳥です。ヒヨドリと言う名前なのですがなかなかに可愛い鳥です。
町から山まであらゆる場所に生息し、スズメなどと比べても大きい体格をしているので色々な植物の種を運んでくれるありがたい生き物です。
見た目としては目の下にある茶色い模様がチャームポイントと言えるでしょう。
この時期の花としてはツバキの仲間や梅の仲間などで花粉を運ぶ役割も担っています。
ツバキの仲間は見ての通り花の中心に雄しべが合体したものを複数持ちます。
蜜は長い雄しべの付け根にあるため舐めるためには顔を突っ込まなくてはなりません。ですから蜜を舐めて次から次へ花を探し回るヒヨドリは花にとってとてもありがたい存在なんです。
群れでいると非常にうるさい鳥なのですが、単独では静かなものですね。
甲高い声で鳴くピーヨ↑は仲間への警戒の音とされており、人や車などの乗り物、自分たちの縄張りに入った小鳥などに対して発せられます。なので街中の方がうるさい鳥かもしれませんね。
身近な鳥なので姿は見たことの多い方も多いことでしょう。
しかしゆっくりと全体を眺めることはなかなかないはずです。
ヒヨドリは目が綺麗な鳥なので美しい茶色い目を見てあげてください。
それと先ほど述べた目の下の茶色模様ですね。ここを覚えておけば簡単に見分けられます。
春に向かうにつれて餌となるお花が増えてくるため、近くで見られるチャンスが増えてきます。食事中のヒヨドリにはグッと近づきやすくなるので見かけたら眺めてみてください。