太陽の光を色々透かして自然を眺めてみよう。
冬の日差しの低さを楽しんでみるというのも冬ならではの遊び方と言えます。
身近な葉を太陽の光で遮ってみるのです。地味な遊びかもしれませんが葉が持つ緑の美しさや形の面白さを満喫することができます。
園内でもかなり大きなイヌシデと言う木です。非常に大きく、恐らく公園が山の中だったころからある木ではないでしょうか
幹にはキヅタと言う植物が張り付いていますね。特殊な根を伸ばして木の幹を登ることができる植物です。
その隣に生えるのが園内でもかなり大きなヤシの仲間シュロです。
すらっとした株立ちと上の方で大きく広がる葉の組み合わせはまさに南国らしい印象の植物と言えるでしょう。
シュロは光で透かしてみると面白い植物で、葉の根元が枝分かれしている部分を支えるために硬くなっています。
一方で葉先に向かって垂れ下がるように柔らかくなります。見上げているときは植物の大きさにひたすら驚くばかりですよ。
透かしてみるとジャングルの中にいるような雰囲気が味わえてしまいます。
葉は普通に見れば濃い緑色なのですが日に透かすことで黒から黄緑まで様々に色を変えてくれます。
この時間のシュロはステンドグラスの天井のような優しい色合いをしていますね。自然の優しい光を眺めたい方にこちらのシュロはおススメです。
このように遊び始めると植物の色の豊富さに気づくことができます。
非常に厚みがあり、濃い緑そのもののクチナシの葉も日に透かすと柔らかそうな葉に変わってしまいます。日ごろ目にする葉の緑とは印象が違いますよね? 葉に入る脈が透けるのもなかなか見られませんよね。
また、色が変わるのは緑の葉だけではありません。この時期にたくさん見つけられる枯葉も日に透かすと美しい姿を見せてくれます。
森に差し込む光を当ててみればおしゃれなライトのような枯葉を楽しむことができます。
薄暗い自然の中に浮かび上がる芸術探し。お手軽にできるので皆様も色々な自然を光に透かしてみてください。
光沢のある葉では反射してこんなことになってしまうこともありますよ(笑)
昆虫図鑑 バッタやカマキリなどの虫たちを追加しました。
aikawa-park-mushizukan.hatenablog.com
今後記事を追加していきます。