名前は超有名なハヤブサ
鳥を知らない方でも多くの方が知っていると思われるハヤブサと言う鳥がいます。
園内でも宮ヶ瀬ダム方面やパークセンター上空などで見かける機会がありますが、トビなどと比べるとずいぶん控えめな大きさをしています。
目視の際にはアリの大きさレベルの小ささなのですが、フォルムと飛翔の雰囲気でトビではないことが分かりました。
猛禽の記事ではもはやお馴染みのトビも一応貼っておきますね。
アリ位の大きさの時では分かりにくい時もありますが、ハヤブサの場合明らかにはばたく頻度が多いので勘づくことができます。
ハヤブサと言う鳥
実は宮ヶ瀬ダム付近では過去に営巣も確認されており、ハヤブサは身近な猛禽だったりします。
ハヤブサの仲間にはハヤブサとチョウゲンボウがいます。
後者は川沿いの橋などでも営巣するなどここ最近の都市化にも馴染んできていますが、園内では稀です。
上空を飛んでいると分かりにくいのですが、チョウゲンボウは鳩くらいの非常に小さな猛禽なので大きさで分かることが多いです。
とはいえ上空のアリ程度の大きさともなるとポイントで見分けるのがおススメです。
ハイタカやツミなどの小型のタカの仲間とも似ていますが、飛翔時に広げている羽の先(風切り羽)が人の指をパーにしたように広がっていないのもハヤブサの仲間の特徴ですね。
この小さな写真を拡大してみましょう。
お腹側が白く、顔にかけては黒いもみあげ状の模様が入り、足が黄色いという分かりやすい特徴が見られますね。
飛翔時にここまで見られることは稀ですがハヤブサは猛禽の仲間の中では見分けやすい種類だと言えます。
彼らは飛翔しながら小動物や小鳥、時にはカモなどの大型を狙います。
水辺のカモ類は動きが遅くいい獲物だと思われ、宮ヶ瀬ダム付近では水辺の上をよく飛んでいます。
獲物を見つけると時速300km以上のスピードで急降下し、獲物を蹴りつけて気絶させる技を持ちます。そのシーンは凄まじく、カメラなどでは追うことができないほどのスピードを出します。
狩りシーンにはなかなか出会えませんが、比較的出会う機会の多い猛禽なので、探してみてはいかがでしょうか?
今回のハヤブサは1時半ごろパークセンター上空での遭遇でした。
まだ写真だけですが、園内で発見中の鳥たちをまとめています。
あいかわ公園 鳥図鑑