あいかわ公園のサル
鳥を求めて園内を歩いていると、まるで街角の隅で他の人とぶつかったかのようなシチュエーションでサルに遭遇しました。
こちらは事件の後です。
写真の芝の丘をちょうど乗り越えたサルと6m位の距離で対面し、お互いにびっくりしてしまいました。
サルも急に知らぬものに出くわすと驚くんですね。
しかしこのレジャーシートを広げてピクニックでもしているような雰囲気は面白いですね。
さすがに人慣れしているようで適度に距離を保てば威嚇したりはしてきません。
サルはやはり人間らしく、表情からやや感情が読み取れます。きっと何か美味しそうなものを見つけたのでしょう。
一枚目もなんだかニヤリとしているように見えますしどことなく人間味を感じますね。
サルにばったり遭遇すると嬉しくて気分も上がるものです。
とはいえ野生動物であることを絶対に忘れてはいけません。
逃げないからと言って気を許しているわけではないのです。
距離を取り、なんとなく視界に入る程度で観察するのがおススメです。
シバを食べているのでしょうか?サルは頻繁に地面をつまんでは口に運んでいます。
園内のサルのうんちには植物の種が入っていることが多く、春~秋にかけては果実をよく食べていることが予測できます。
本当に手が器用ですね。物をつかんだり毛づくろいをしたりと眺めていて感心してしまいます。
園内で見つかるサルは大抵群れなのですが、この子は単独で行動しています。時期的にも群れから離れた♂ザルでしょうかね。
心寂しいのか好奇心なのか不明ですが後ろをつけてくるようです。野生動物にこれをやられると予想以上に怖いのですが、表情には出さないようにします。動物はこういった気配を感じ取ることができると個人的には思います。
一定の距離を保ちつつこちらに近づいてきます。
皆様はこのように野生動物に迫られたり、対峙したことがあるでしょうか?
猫くらいの小型の生き物でも対面するとかなりの緊張感が生まれます。サルは非常に大きな歯を持つため、戦えば大けがをするでしょう。
野生動物は恐ろしいのです!
こうしてサルと対峙すると気が付くことがあります。
彼らは体をあまり人に向けず、目線を合わせないという点です。私はこれを無用な争いを避けるものとして受け取っています。
実際にサルと近い距離で目を合わせると威嚇されることがあります。また、過去には仲間を呼ぶなどの行動を取られたことがあります。
彼らからすると喧嘩の合図なのでしょう。
園内では比較的見かける機会が多い動物なのですが、見かけた時には近づかず、珍しい動物だからと言って顔を見ないことが大切ですね。
食べ物を見せたりすることもやめておきましょうね。 お互い怪我せずビビらせない立ち回りが重要です。
強気の姿勢で歩きつつ150m程私の後ろをついてきてお別れです。
サルにはよく遭遇しますから、出会うかもしれないという心構えと彼らの世界におけるルールを知っておくと、急な対面でも焦らずに済むと思います。