紅葉でおなじみのモミジの花は?
モミジと言えば秋の紅葉がとても美しい植物ですよね。
モミジも樹木である以上お花を咲かせるのですが、その姿を見たことのある方はとても少ないと思われます。結構地味な花なんです。
モミジのお花は早春のこの時期に花をつけます。
新緑の鮮やかな緑色と赤や白のお花が非常にマッチしています。
手のひら状の大きな葉に隠れてしまうので、この時期に花をつけることを知らないとまず出会えないのです。
花が下に向いているのが分かりますか?
下向きのお花は虫に花粉を運んでもらうことが多いお花です。
脚力のある虫に花にしがみついてもらい、もがくうちに花粉が付きます。モミジの仲間はハチの仲間やハナカミキリの仲間などがやってきやすいお花なんです。
モミジは♂と♀が分かれている木なので、この時期に探してみてください。
モミジの新芽も非常に綺麗
花をつけている葉もあればまだこれからの葉もあります。どの植物も新しい葉はとても美しいです。
モミジの場合芽生えの時には赤の色素が強く、紅葉まではいかないものの木全体が赤みを帯びた緑色になります。この時期特有の色ですね。
芽の時には分かりにくいのですが、見ての通りYの字のように一カ所から綺麗に2つに分かれる性質があります。対生(たいせい)と言う生え方です。
この美しさ。若葉ならではの柔らかそうな雰囲気が伝わるでしょうか。
茹でて食べたら非常に美味しそうです。 場所によっては新葉とともに花が出ているので探してみてくださいね。
虫に興味のある方も良くチェックしてみてくださいね。