レア昆虫?タマムシを探したい!
今日はタマムシを採る事を目標に虫取りの様子を記事にしてみようと思います。参考にしてみてください。
今回狙うのは先ほど述べた通りタマムシです。ヤマトタマムシと言うタマムシの仲間の最大種ですね。珍しそうに見えて実はそこら辺にいる嬉しい昆虫です。
加えて虫取りに必要な技をたくさん教えてくれるいい先生です。
タマムシを捕まえるうえでは虫の知識、植物の知識、忍耐力のすべてが必要です。
捕まえるのが難しい分うまく取れた時の感動も大きいですね。
まずは樹木探しからです。
タマムシを探すならエノキを探せ!
タマムシが大好きなエノキの木やケヤキの木を中心に探します。植物が分からない場合には検索サイトで雰囲気を調べるといいと思います。
ポイントはエノキの葉は縁の真ん中あたりからギザギザが出始めるという特徴があるのです。この特徴をしっかり覚えて目的の植物を探してみましょう。
あいかわ公園の場合には柵で囲ってあるため、分かりやすくおススメです。
ここが最初のステップである植物の知識です。
木の上空にいるタマムシを狙え!
続いて虫の知識ですがタマムシはエノキの葉を食べます。
ですのでエノキの下で待っていればやってくる可能性があります。
特に日差しが重要で、日が十分に当たる木の上の方を中心に飛び回ります 雨や曇りの日では見かけません。時間帯も重要で、午前より午後。日差しのさす暑い午後が彼らの大好きな時間帯です。午前中に1匹も飛んでいなかった場所で、午後になると数匹のタマムシが飛んでいるというのは何度も経験しています。
エノキの葉の下で、日が出ている時間に、木の下でタマムシが飛ぶのを待つ というのがタマムシの探し方です。
この探し方で姿はすぐに見つけられます。しかし捕まえるのはかなり難しいです。
日当たりから分かるように、高さ8~10m辺りの所しか飛ばないんですね。必然的に長い網が必要となります。
つりざおに壊れてしまった軽い虫網の先端をテープで止めて作ったタマムシを採るための網です!
試作機1号(2020年作)は釣り竿の先に網をつけたものです。貧相ですがタマムシ採集のイメージとしてはこんな感じをイメージしてください。(実際は網がもっと大きい)
網を持ち、↓の写真のように空と緑の境界を眺めてタマムシが飛ぶのを待ちます。
いなければ別の木を眺めます。これを繰り返し、よく飛んでいる木を見定めます。網が非常に小さく、このサイズ感ではやはり難しいようですね。
パワーアップした2022年作の網を利用しましょう。
タマムシ系採取にはこれでも心もとない長さですがこのサイズであれば通用します。
見るのは簡単捕まえるのは大変という意味が分かりますよね。
この長い網であれば比較的捕まえられるスタートに立てます。
もちろん低い所を飛んでいれば簡単に捕まえられることもありますので、まずは挑戦してみてください。
どうしても捕まえたい時にはあいかわ公園自然観察ガイドがお手伝いさせていただきますよ。
一声かけてみてくださいね