あいかわ公園で蛇を見てみたい
自然豊かなあいかわ公園では春から秋にかけて数種類のヘビを見ることができます。(現在5種類発見中)
中には毒のある種類もいるため、種類が分からないうちに手を出すのは非常に危険です。
そこで今日は写真を撮ることができたヘビを見比べてみましょう。
身近に見られる中で、これに乗っていないもの(マムシ)は危険な種類です。 また幼蛇の時にマムシに似た種類もいます。
つぶらな瞳がかわいらしいジムグリ
茶色い体とつぶらな瞳が可愛いヘビですね。地面に潜ることからジムグリと名づけられています。
非常におとなしいヘビで、捕獲しても嚙みついてきませんでした。モグラなどの赤ちゃんを食べて育つヘビです。
体は茶色と黒を混ぜたような色をしており、体だけを見るとシマヘビと似ているように見えるかもしれません。
シマヘビには目の横に黒い線が入る点が分かりやすい違いかと思われます。また、目が黒いのも特徴的です。
泥のような色をしています。やはり地面に潜るからでしょうか。周囲の色と似た色をしていますね。
ヘビの仲間は強いように見えますが、猫を始めとした陸生の哺乳類やタカなどの鳥たちなど天敵が多く、色を合わせてバレにくくするというのは大切なのです。
ジムグリは数の少ないヘビのようで園内ではたったの1回しか出会えていません。(2020年4月初見)
数は2番目に多いシマヘビ 結構キュート!
ジムグリに続けてみるとどこか似ているように見えるかもしれません。しかし目の部分を見れば一目瞭然ですね。
シマヘビの場合茶色っぽい目をしていることと目の横に黒い線が入ります。この線は体を走り抜けており、名の通り縞模様に見えます。
色だけを見てしまうと似て見えるかもしれませんがポイントをしっかりおさえていきましょう。
ちなみに体の雰囲気はこのようになっています。やはり明確な線が入っているのがジムグリとは違いますね。水辺の近くで見つかることが多く、カエル類などを狙っているのではないかと思われます。
そしてシマヘビは気性がかなり荒く、警戒態勢に入るとこちらに対して尾を震わせて威嚇してきます。後述のヤマカガシも威嚇行動を取ることがありますが、どことなく外国のヘビを思わせて怖いですね。
こうして掴んでいても決して逃げることをあきらめず、ブルっという勢いよく振りほどこうとする振動が来ます。 離すと噛まれるので、離さないという覚悟を持って掴みましょう。こうつかむと魚みたいで可愛いですね。
派手な色が意外と人気?ヤマカガシ
このヘビは前2種と比べれば見分けやすいでしょう。
色が黒、赤、黄ととても分かりやすい警告色ですね。
かつては毒がないと思われていたヤマカガシですが、実は奥歯に強い毒を持っています。
同じ毒の量であればハブよりも強い毒であることは有名ですね。
この毒はエサとしているヒキガエルが持っているものを利用しています。毒を食べて毒を備えるとは全く無駄のない生き物です。
基本的にはおとなしいヘビであり、掴んだりしなければ噛むことはないです。
しかし大きな個体であると逃げずに向かってくることがありました。
奥歯で噛まれることは少ないですが危険なので触るのは控えておいた方がいいでしょう。
食べ物はカエルが好きです。ということは湿り気のある場所が好きで、そういう場所には危険なマムシがいることもあるのでそちらにも注意が必要です。
最も見られる可能性の高いアオダイショウ
あいかわ公園では一番見られるヘビです。アオダイショウはある程度の大きさであれば見分けるのは簡単なのですが、小さい時はマムシに似ているものがいます。 分からなければ触らないようにしましょう。
色合いも見ておきましょう。青の名が付くように青緑がかった色合いをしています気性は荒目なものが多いですが、落ち着くとおとなしくなります。アオダイショウは非常に大きくなるヘビで、1m越えの物も度々見つかります。
過去最高のアオダイショウはこちらでした。
捕まえるときは離さない覚悟を持ってつかまないと噛まれますから、基本は遠くで眺めるのがおすすめです。
ただしアオダイショウはその青さから種類の特定が簡単なので毒に関しては安心して挑めるのでいいですね。
他のヘビと異なるアオダイショウの性質
アオダイショウは木の上が大好きなのですが、それは彼らの獲物が関係しています。
ヘビの仲間は鳥のヒナなどが好物なので、木に登って巣を襲うんです。お家に敵が急に現れると考えると恐ろしいですよね。
身近なヘビ4種を見比べてみましたが。いざ見てみると違うものだと思っていただけたでしょうか。毒の無いものでも手を出すことはお勧めしませんので、気をつけてくださいね。
園内には遭遇率は低いですがマムシもいます。ヘビを捕まえるのであればこれら4種とマムシの違い位は覚えておきましょう。そして捕まえるときには必ず長い棒などを活用しましょう。