あいかわ公園、夏の虫たち
夏のあいかわ公園では色々な虫たちが見つかっています。暑さに注意しながらじっくり観察してみましょう。
シロスジカミキリが見つかりました。巨大なカミキリで夜に見かける機会が多い種類なのですが、パークセンターの外灯に来ていました。
蛾などが来ていることはありますが、園内でシロスジが来るのは相当珍しいですね。
日本のカミキリでも最大種で迫力が抜群です!パークセンター内で観察できます。
こちらの奇妙な虫はムネアカセンチコガネと言い、糞虫です。
主に動物のウンチを食べることで知られており、シカのウンチなどが豊富なあいかわ公園で見かけることがあります。
糞虫の中でも多くはない種類のようで、見つかるのはオオセンチコガネというキラキラした種類のことが多いです。
外国産カブトのようなゴホンダイコクコガネなども生息していますので探してみてください。
ハラビロカマキリの子供ですね。このカマキリは樹上性と言って高所を好む傾向にあります。子供のころから木に登るのが好きなんですね。
好奇心旺盛なのか私を餌など勘違いしているのか、カメラや指などを近づけると近寄ってきます。
カマキリの本格的な時期はおよそ9月頃からですが、一応見かけることがあります。この地域では水辺に生息するハリガネムシも多いので、ハリガネムシファンの方はもうしばらくお待ちください。
コヤマトンボの死骸を見つけました。オニヤンマにぱっと見は似ていますが、一回りほど小さく、胸にメタリックの光沢があります。
あいかわ公園は水辺が無いのでトンボが少ないと思っていましたが、注意深く観察してみるとヤンマの仲間やサナエトンボの仲間を目にします。
開けた環境や林縁、水辺など種毎に好む環境が違うので色々なところに行ってみましょう。
ナミアゲハがカラスザンショウに産卵に来ていました。カラスザンショウはアゲハの食草であるだけでなく一部のタマムシや実が鳥に利用されるなど実に有用な植物です。花期にはカミキリムシを始めとする花粉食いの虫が訪れ、虫の観察にお勧めの植物です。
トゲがあるので網を使いにくいのがやや欠点ですかね。葉にはサンショウ程強くはありませんが、特有の香りがあります。
樹液とその窪みにはクワガタらしき生き物が潜んでいました。大きさからしてスジクワガタではないかと思われます。こうした隠れ家は自然界でクワガタが潜む場所です。破壊してしまうとせっかくクワガタが来てくれる場所が減ることになってしまうので、ますますクワガタが見られなくなってしまいます。
クワガタの住処を荒らさないように観察してみましょう。