水の綺麗さによって住める虫たちが変わってくる?
あいかわ公園内には一般には入れない沢と言うものがあります。
冬場でこんな雰囲気なので夏場はさぞうっそうとして蚊やヒルが多いことでしょう。しかし、人が入れない場所なので水がとても綺麗なのです。
透き通るような水ですが、こういう水であっても決して飲んではいけません。
ですが虫たちにとってはとてもいい生息場所です。
ここで冬に見られた虫たちがこの夏成虫となって見つかりました。
変わった形の虫で、あまりなじみがない種類でしょう。渓流などの綺麗な水辺環境で見られるカワゲラの仲間です。
中流部や下流部付近の水ではなかなか見られない種類なので、見た覚えのない方も多いのではないでしょうか?
綺麗な水辺があるからと言ってすぐ出会えるわけではないのですが、明かりに集まる習性があるのでその付近ではよく見られます。
結構がっしりとしていてかっこいい見た目です。
しかし、口が退化しており食事はとりません。短い命なのです。
同じ綺麗な水の生き物だけあってか、ヘビトンボと言う種類に姿も似ています。
こちらは噛んでくるヘビトンボの仲間です。顎がないことを除けばそっくりですね。
ヘビトンボもカワゲラの仲間も明かりにやってくる昆虫です。外灯にいると目立つので、壁などをチェックすると遭遇できるかもしれません。
ちなみにカワゲラの幼虫はこんな感じです
苦手な人は結構苦手な形と言えますよね。長野などでざざむしとして有名な虫です。 食べられそうですか?
もう1種園内ではよく見かける種類がいます。
細長く、光に集まるヒゲナガカワトビケラの仲間です。
5月頃と少し時期が違うのですが、シーズンの外灯周りには必ず見られます。
綺麗な水に潜む虫たちが見られるのもあいかわ公園の良い所です。また新たな発見があると嬉しいですね。