秋らしい茶色いとげとげ
あいかわ公園内ではクリの木が何本か見られ、今の時期になると茶色いイガイガをつけています。
立派なとげとげで、サンダルなどで踏もうものなら貫通しかねない鋭さを持ちます。
中身があればとても大きそうなイガイガがいくつも見つかるのですが、肝心の中身がありません!
見れども見れども中身は空です。
丸いのを見つけてひっくり返せば、もう実は取られた後と競争率が高い実です。
秋の栗は人間も美味しいと感じる程の甘さです。
すなわち動物たちが放っておくはずがないのです。 犯人は不明ですがイノシシやサルなどでしょうか?
この競争に勝つには夜が明けてから落ちたイガを探す必要があります。
このイガはどうでしょうか?
栗を開ける場合には写真のように足で両側に引っ張るのが楽です。
上側を踏みつけて
パカリと 何度か繰り返してあげれば中身の確認ができます。
園内の栗が野生の物なのかどうかは分かりませんが、なかなかに立派な実を見つけることができました。
野生のものは細いスッカスカの実も多いんですよね。 個体によって実がしっかりしているか、細いか決まっている気がします。
どうですか?この厚みのある美味しそうな実。
ちょっと黒ずんだり白くなっているのは野生の物ならではと言う感じがします。美味しそうなものを自分で掘りだすのが楽しいんですよね。
このおおきなイガからは3つもの立派な栗を掘り出すことができました。
動物たちの貴重な食糧なのでクリの木の下に置いておきました。
もしかすると私の匂いが付いているので食べられずに残ったりするかもしれませんね。
園内では動物との競争が激しいクリの実ですが、今回のようになぜ空の実が多いのか、なぜこちらは実が入っていたのかなど考えながら探してみるといい自然学習になると思いますよ。
ただし実は本当に見つからないのであったらラッキーぐらいで考えましょう。