コデマリやミズキなど白いお花が虫で賑わう
白いお花がこれから初夏にかけて咲き乱れます。この手の白いお花は多くの虫たちが訪れるため、昆虫に興味のある方にとてもおすすめできます。
例えばハナムグリの仲間です。お花の花粉を食べに来る虫なのですが、このふさふさの体を見れば分かるように花粉が絡みつきやすい姿をしています。
お花の受粉にもたくさん貢献してくれていることでしょうね。
これはヒラタアオコガネでしょうか?あいかわ公園は芝が多いのでそれを利用するコガネムシの仲間も見られます。
ヒラタアオコガネだとすればこの虫は芝の害虫として知られている昆虫なので公園にも相当数いると思われます。
お花には色々なコガネムシの仲間が来ていますね。
アシナガコガネの仲間もこの時期のお花にはよく来ています。網で花を掬うと入ってくる常連の虫ですね。
後ろ足が遠目に見ても分かるくらい長くて面白い虫です。こちらも芝生環境でよく見られる虫なのであいかわ公園に多いのも納得です。
クモの巣にゴミがたくさん!?と思いきやよく探してみてください。
ゴミに紛れてクモが潜んでいます。
ゴミグモの仲間は巣にゴミを張り付けてその中に隠れるというユニークな行動を取ります。遠目から見ると見事なカモフラージュで全く分かりませんよね。
お花の隙間に巣を張って獲物待ちをしているようでした。ゴミには捉えた獲物などを再利用するようです。言ってしまえば食べかすですが、食べかすも使いようですね。このリユースの精神は学びたいものです。
園内は色々な場所に昆虫が現れており、観察が楽しいものです。その中でも白いお花はたくさんの虫たちを見られますのでじっくり眺めてみてください。