蝶と聞かれてパッと思いつく姿にはどんな色や模様があるでしょうか? 白い蝶や小さなシジミチョウ、黄色や黒のアゲハを思い浮かべる方も多いかと思われます。
多くの方が蝶を色でイメージしたかと思いますが、蝶の中には模様にかなり特徴がある種類もいます。コミスジと言う蝶に注目してみましょう。
この蝶の仲間はかなり特殊な飛び方をしており、鳥でいうとトンビのように宙を舞っているような飛び方をします。そして人の気配にかなり敏感ですぐ逃げるため、デジカメでは撮影できません。
なのでこのような翅半分だけの紹介となってしまいます。
見ての通り白い線が画面左上の頭の方から3本入ります。三つの白い筋でミスジの仲間なのです。
裏翅は一風変わってかなり目立つ色合いをしています。明るい茶色のような色でシックな大人っぽい色合いといえるでしょう。
裏側から見ると白い線が4本あるように見えますね。
ミスジチョウの仲間は飛んでいる段階では見分けがかなり難しい種類です。というのも捕まえて模様をはっきり確認しないと判別のポイントが抑えられないんですよね。
先ほど述べた白い線が3本ならばミスジ系で、似た種類が3種
1本ならばイチモンジ系で似た種類が2種
園内では見られる可能性があります。
ミスジであれば最も見られるコミスジの場合、一番上の線の先が1ヶ所切れています。(写真左上を頭として頭側の1本目の線の先が切れていますね)
これがコミスジのポイントです。似たミスジチョウは1本目の線が切れず、真ん中の線とつながります。
イチモンジの仲間はここでは触るだけの紹介ですが、見ての通り白い線が分かれずに1本で描ける長い白線になっています。なのでイチモンジとミスジの違いはすぐに分かるはずです。(写真は希少なアサマイチモンジ)
この蝶の仲間は私も捕まえるのがかなり苦手で、癖の強い蝶だと感じています。しかしその分捕まえた時の達成感も大きいので、虫取り上手になりたいのであれば挑戦してみることをお勧めしますよ。
あいかわ公園の駐車場が現在5/11まで閉鎖中なので開けたところや身近な場所で探してみてはいかがでしょうか?
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