枝だと思ったものが動いている?
夏に意外と人気な昆虫としてナナフシが挙げられます。
動物のナマケモノのような鈍い動きが可愛らしい昆虫なんです。
今日もナナフシを見つけました!するとおや......?
このナナフシには特徴的なポイントがあります。一体どこだと思いますか?棒のような体の部分をよく見てみましょう。
参考までに平地でも見かけることの多いナナフシはこちらのナナフシモドキと言う昆虫です。 何が違うでしょうか?
トゲナナフシ最大の特徴とは?
何やら体を見てみるとトゲのようなものが生えていますね。
これがこのトゲナナフシの特徴です。個性的な特徴ですがふと考えてみれば植物の中にも木にトゲを持ったものがいましたね。
以前紹介したサンショウのトゲです。
ウナギにかけて食べることで有名な植物ですね。
鋭いトゲで、気をつけないとケガをしてしまうような固いトゲを持ちます。身の回りにこのようなトゲ状の物を持つ植物は多いため、それに合わせて姿を変えたのかもしれませんね。
トゲナナフシの食べ物について
トゲナナフシは蝶の幼虫のように特定の植物を好んで食べるわけではなく、色々な種類の葉を食べる傾向があるようです。中にはバラ科のようなトゲの生える植物も食べます。実験してみないことには分かりませんが、トゲの植物が好きなのかもしれませんね!
何度か飼育したことがあるのですが、この仲間は新鮮な葉さえ得られれば簡単に飼うことができます。
ナナフシの仲間と言えば欠かせない習性があります。
ナナフシが持つ忍者のような技
彼らは枯れ枝に擬態することで鳥などの天敵の目を欺いています。
この擬態がどれほどの実力か皆様も彼らに挑戦してみてください。
写真のどこかにトゲナナフシがいます。
周りの枝と比べてみてもそっくりなことが分かりますよね。
分からない方は中央より少し左を見てみてください。
こうして枝に紛れることで鳥などの天敵から襲われる可能性を低くしているんですよ。
擬態の技は凄いですね。
トゲナナフシはナナフシモドキと比べると少し見る機会の少ない種類です。
それは先ほどの擬態による見つけにくさが影響していますね。
とはいえ夏から秋の終わりにかけて見かけるチャンスがある虫なので、パークセンターの壁などを注意してみることで探せるはずです。
普通のナナフシことナナフシモドキはこちら↓今回の記事の物と見比べてみましょう。
aikawa-park.hatenablog.com
公園で見られる虫に興味のある方は↓のカテゴリーで虫の黒三角形を押すことでカブトクワガタの記事なども読むことができます。
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