あいかわ公園自然観察ガイド

嫌われがちな毛虫から大人気のクワガタたち、更には季節の植物まで。たくさんのあいかわ公園の自然を紹介していきます。隔日朝8時に更新中

ミスジチョウの仲間はどれもそっくり。 分かりやすいコミスジを見分ける

初夏から秋口にかけて園内を歩いているととても優雅にふわりふわりと舞う蝶を見かけることがあります。独特な飛び方をする蝶なのですが、捕まえてみないことには姿が分かりません。そして実際に捕まえてみると思っていたのとは違う種類だったりするのです。
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今回捕まえたのはコミスジという蝶です。ミスジとは3本の線の事を指しているのですが、羽の模様をよく見てみると白い線状の模様が3本走っているのが分かると思います。これが2本ならフタスジチョウですし、1本のイチモンジチョウもいます。線の数が違えば分かりやすいのですが、ミスジの仲間は何種類かいるのです。ややこしいですね。そこで見るべきポイントが羽に走る3本の線の内一番上の線です!
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ここの部分です。線模様がどのようになっているでしょうか?



見ての通り途中で途切れ、線が二つに分かれていますね。これがコミスジの特徴です。コミスジにそっくりなミスジチョウと言う蝶がいますが、ミスジチョウの場合は上の線と下の線がまるでくっついているかのようにつながります。1ヶ所の模様だけで蝶の種類が分けられると思うと面白いですね。
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ちなみにミスジの仲間は飛んでいるときにはばたくというよりも滑空しているように見えます。羽を広げたまま器用に飛んでいるように見えるのです。ですので羽を閉じている姿と言うのはあまり見かけません。ミスジの仲間は羽の表側は黒いのですが、裏側は写真のように白いのです。自分より高い場所を飛んでいれば白く見え、低い所にいれば黒く見えます。飛んでいる最中に模様を判断するのは難しいですから、捕まえてみないと種類が分からないですね。
この模様を持つものの中には珍しい種類もいますから、見かけたらついつい捕まえざるを得ないわけです。
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この記事の最初の写真が表でこちらの写真が裏側です。明るくなると結構印象が変わってきませんか?
見つけることは簡単でも捕まえたり種類を特定するのが難しいのがこのミスジの仲間たちです。皆様も見つけたら捕まえて、蝶の種類を絞ることに挑戦してみましょう。


aikawa-park-sanyasou.hatenablog.jp

あいかわ公園植物図鑑にヒヨドリジョウゴ、ヤマクルマバナ、オトコエシ、カワミドリ、ウリクサ、イヌタデ、メドハギ、ママコノシリヌグイ、を追加しました。秋の花たちを更新中です!春も夏もあわせてご利用ください。