あいかわ公園自然観察ガイド

嫌われがちな毛虫から大人気のクワガタたち、更には季節の植物まで。たくさんのあいかわ公園の自然を紹介していきます。隔日朝8時に更新中

イチモンジチョウとアサマイチモンジ そっくりな茶色い蝶の違いは白い点の位置にあり!

もしかするとその蝶は希少な蝶かもしれません。

石小屋ダムの開けた斜面では白い花が勢い良く咲いており、ここで待機しているだけでがやってくるという蝶好きにはたまらないオアシスとなっています。

やってきた茶色っぽい蝶を捕まえてみると、ちょうど捕まえたいと思っていた子を捕まえることができました。
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それがこちらの蝶イチモンジチョウです。

翅の端から端まで一本の線で描いたような白い模様が入る分かりやすい種類です。

捕まえてみれば種類の見分けは一目瞭然ですが、捕まえるまでは特有のふわふわとした飛び方から種類を見分けるのが難しい種類です。

一本の線であれば園内では2種類の可能性があります。それを見分けるためのポイントがここです。
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写真を見て、白線が途中で1つ抜け落ちていることに気が付けたかと思います。これこそイチモンジチョウの特徴の1つですね。

姿が似た蝶にアサマイチモンジと言うものがいるのですが、その子は白線が綺麗につながります。
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見比べてみると一目瞭然ですね。アサマは個体数が少なく、神奈川県の絶滅危惧種に記載されている種類なのでなかなか見つかりません。

2種の違いは分かりやすいですから、覚えておくといいと思います。

さて、今のところ蝶の表翅を見てきましたが、裏側はどうなっているのでしょうか?やはり茶色っぽい地味な色なのでしょうかね?

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イチモンジチョウやミスジチョウなどの仲間は、裏翅にかなり鮮やかな茶色の模様があります。

写真で見れる場所はお尻側の方の翅なのですが、先ほど見たようにイチモンジとアサマは前翅の模様が重要です。

なのでこの写真だけではどちらの種類かが分からないんですね。 はばたいている蝶のこのポイントを見極めることができれば捕まえなくても種類が見分けられます。挑戦してみてください。

では最後に復習しておきましょう。どちらがイチモンジでどちらがアサマでしょうか?

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(左イチモンジ 右アサマ)

きっとばっちりですね!
全く同じ姿をした蝶ですが、些細な部分が違う。この面白さが分かると虫探しの面白さは跳ね上がります。ぜひ模様や姿に注目して虫取りをしてみてくださいね。


似た姿ではあるものの3本の線を持つコミスジがこちら↓
aikawa-park.hatenablog.com

同じタテハチョウの仲間であればヒョウ柄模様の蝶もおススメです。
aikawa-park.hatenablog.com