あいかわ公園自然観察ガイド

嫌われがちな毛虫から大人気のクワガタたち、更には季節の植物まで。たくさんのあいかわ公園の自然を紹介していきます。隔日朝8時に更新中

森のわたり橋下の散策 その2 蝶と日向ぼっこ

森のわたり橋の下のあの沢沿いに向かって進んでいます。
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圧迫感のある環境が苦手な方はこれから先を進むのがつらくなってくる頃合いです。午後の傾いた貴重な日差しの中には、私たちと同じように気持ちよく日光浴をしている生き物たちと遭遇する可能性もあります。傍らのササに目を向けてみると葉先に宝石のような紫色が止まっているではありませんか!
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残念ながら開いていた翅は警戒されて閉じてしまったのですが、私も大好きなムラサキシジミが日光浴をしていました。アメジストのような表翅の美しさもいいですが、裏翅のニスを塗った後の家具のような光沢感のある茶色も好きです。これまで自然の中でムラサキシジミの自然な写真を撮ったことが無かったのでとても嬉しい一枚でした。彼らは冬を成虫で超すので今の時期でも太陽光があれば見つけられます。もちろん適当にここにいるわけではありません。
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幼虫の植草となるアラカシがこの沢沿いにはたくさん生えているので恐らくそこに産卵しているのでしょう。ドングリの仲間たちは一部の蝶の仲間にとっては貴重なご飯です。
また、今の季節は落葉にも注目してみると意外な植物が見つかることもあります。
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沢沿いの代表的な植物であるフサザクラの葉が落ちていました。丸い葉のようにみえて実は葉先にとげとげとしたギザギザが付いています。この特徴が非常にわかりやすいですね。これまでの植物紹介から分かるように、この短い距離を見るだけでも水分を好む植物が生えているということが分かりますね。
大木と言うよりも細めの低木が複雑に絡みあうこのエリアでは、つる植物にとっては絡みつく対象が多いとてもいいエリアでしょう。
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日当たりの比較的良い低木の上ではサルトリイバラが実をつけていました。今の時期の赤色はかなり目立ちますね。しかも人の来ることのないエリアなので割と大きめのサルトリイバラでした。この植物には鋭くはないもののトゲがあります。この植物であれば問題ありませんが、バラ科などのトゲに絡みつかれると最悪です。今の時期はカーディガンやコートなどを羽織っているので、気をつけましょう。
皆様もトゲ植物には気を付けてくださいね。
明日は狭くなってきた沢沿いを進んでいきます。どんな変化が見られるのでしょうか?