パークセンターの虫コーナーとリンクした記事です。
ここでは、虫コーナーのシジミチョウを捕まえたい方向けに捕まえるコツやエリアなどをお伝えしていきます。季節に気を付けて探しましょう。
草原に生息する蝶たち
ヤマトシジミ
最も普通に見られるシジミチョウです。簡単な見分け方は目が灰色をしている所です。翅の裏側はとても地味ですが表側はとても綺麗な空色をしています。
食草はカタバミと言う植物で、コンクリートの隙間などでも生息できる植物のため、市街地などでも見かける機会が多いです。
3月~10月であれば日当たりのいい所を探せば5枚の黄色い花びらを持つカタバミを見つけられると思います。
確実に捕まえたい場合は石小屋ダム方面の斜面を見てみるといます。 園内で確実に捕まえられる蝶なので、虫取りを始めたばかりの方におすすめ!
ツバメシジミ
比較的よく見かけるシジミチョウで、食草が分かれば捕まえやすい種類です。ヤマトシジミに見た目はそっくりですが、目が黒く、翅のお尻側にオレンジ色の模様が入る点で見分けられます。よく見ると黒点の模様も違ったりします。
食草はマメ科です。花の形を覚えて探してみましょう。
探すのであれば石小屋ダムの水を落とす付近に芝生があるのでそこがおススメです。
ベニシジミ
比較的よく見かけるシジミチョウで、たいてい見つかります。美しいオレンジ色の粉をまぶしたような見た目で、似た種類もいないため簡単に見分けることができます。
食草はスイバやギシギシです。葉の形がかなり分かりやすいので写真を見ながら見比べてみましょう。
スイバが所属するタデ科の花はかなり特徴的で、上にニョキニョキと伸びて雲のようにモクモクした印象になります。
園内の日当たりのいい場所ではよく見られる植物です。葉でも覚えておきましょう。
アイスのように持ち手があり、葉っぱが先端は丸く付け根は矢じりのようになります。(Σ シグマの記号のようになります)
探すのであれば石小屋ダムの方面でツバメシジミやヤマトシジミと同じ場所を探してみることをお勧めします。
ウラギンシジミ
シジミチョウの仲間で最大サイズの種類です。ヤマトやツバメと比べると食草が山の方に生えるため、見られる環境が違います。
ウラギンの名前の通り裏翅が銀色をしており、♂は表がオレンジ色、♀は裏が真っ黒になっています。
食草はクズで、葛粉でおなじみの植物です。
園内ではふれあい広場の奥、工芸工房村から森のわたり橋にかけてのスロープ、石小屋ダムの方面でたくさん見られ、大抵そこに行けば見られます。
飛ぶスピードが速いため、捕まえるには根気が必要です。
ウラナミシジミ
あいかわ公園では秋ごろに見られ始めるシジミチョウで、裏翅に波のような模様があります。暖かい西側から段々北上してくるという少し変わった分布をしています。
翅のお尻側には針のような突起が二つ付いています。
食草はクズで、ウラギンシジミと一緒です。
パークセンター前の花壇を中心に探すと良く見つかります。
石小屋ダムにあるナワシログミは、秋に蝶を探すには最高の場所です。
ルリシジミ
春先の3月頃から見られる種類で、ツツジやミツマタなど幅広いお花で見ることができます。翅を閉じているときの見た目は白に近く、ヤマトなどと比べると大きいため目立ちます。翅の裏側は鮮やかな空色で思わず見入ってしまうような美しさがあります。ヤマトシジミと迷ったときには目の色を見ましょう。黒ければルリシジミです。
食草は幅広いので絞り込めませんが、有名なものとしてはフジが挙げられます。
フジは山側に生える植物のため、ルリシジミもどちらかと言うと山側で見やすい種類になります。
園内で探す場合はとにかく花を探してみるといいでしょう。
3月であればミツマタやキブシ(春、黄色の花)
4,5月ならツツジもおススメですし、上の蝶たちと同じように石小屋ダム方面の芝生で咲く花もおススメです。ハルジオンやヒメジョン(春、白色の花)もいいですね。
蝶を探していれば自然と見つかることが多い種類なので、並行して探すのがおススメ!