日ごろ植物に目を向ける機会と言うものはあまりないものです。ましてや冬と言う葉が落ちているものが多い時期であればなおさらですよね。
今日はマイナーでありながらも個性が見られる木の皮を見て、植物の違いを見ていきましょう。
木が生えていればどこでも楽しめるのがいい所です。
こちらはどこにでも生えているケヤキと言う木の皮です。木の皮の事を樹皮(じゅひ)と呼びます。
ケヤキは数10mもの大木になる木なので、幹も大変大きくなります。ものによってはぐるりと一周2mを超える巨大なものもあるのです。
樹皮は遠目から見るとつるつるに見えますが、近くで見てみると意外とざらついていることが分かりますね。
触れてみると紙やすりのように結構痛いです。
一転してずいぶんとゴワゴワした樹皮をしていますね。これは何でしょうか?マツ?それともカブトムシの木ことクヌギでしょうか?
これは実はアメリカハナミズキと言う木です。花は街中を歩けば見かけるくらいにはなじみのある花ですが、視点を樹皮に移すと分かる人は少ないでしょう。
そもそもが樹皮、枝の広がり方、冬芽などの複数の要素を見て種類を判断するので難しいのは当たり前ですね。ここでは、普段見ない視点から植物を調べてみるということにポイントを置いています。
ちなみに花はこんな感じです。ピンと来た方も多いことでしょう。マンションやアパートの植込みで見かけることも多いですよね。
おや?この樹皮はずいぶんと特徴がありますね。すべすべしているようで何か木に登るのがうまい動物でも登れなさそうな雰囲気です。
いったいどんな名前の植物でしょうか?
こちらはサルスベリと言う植物の樹皮です。とても有名なのでこちらは分かった方も多いかと思います。サルスベリは花も有名ですが、その樹皮の由来の方が有名かもしれませんね。
かなりのすべすべ感で、木を撫でていてもざらついたり紙やすりのようにゴワゴワしていません。心地よさまで覚えてしまいますね。
あいかわ公園にはサルが出ますが、実はサルスベリを登れないのかどうかは見たことがありません。運よくそんなタイミングに出くわしてみたいものですね。
明日も色々な樹皮を見てみましょう!。