枝から何かぶら下がってる!
園内は春の雰囲気が漂い始めています。冒険広場ではヤマハンノキと言う木の花が咲いていました。
この動物のしっぽのような独特な形をしたものがハンノキの仲間の花です。雰囲気としては動物の尻尾のようでしょうか?
見た目がかなり特殊なので、一度目の前で見てしまえばきっと印象に残り続ける花ですね。
身近な公園などでも意外と植えられていたりするので、見る機会自体はある植物かと思います。宮ヶ瀬エリアでも度々見かけますね。
綺麗な色合いのものは上の写真のように鮮やかなのですが、こういった色の物もよく見かけます。
こちらも同じく花です。しかしじっくりと見てみてください。尻尾のような花ともう1つその付け根に小さな花のようなものが付いていますね。
実はこの仲間は♂の花と♀の花を持つのです。
尻尾のようなものが♂で花粉を飛ばします。そして♀は後々実をつけるわけですね。
ハンノキたちの仲間はこの実も印象的なので見てみましょう。
先ほどの♀の花が付け根についていたのと同様にこの松ぼっくり状の種も枝の根元付近についていますね。
場所によってはこんなにたくさんの実が付いています。
今年の花の時期になっても昨年の実が付いたままになっている というのもとても面白いですね。
例えばサクラであれば実となるのはサクランボですが、これは翌年まで残っていませんよね。多くの植物が実を落としてしまうのに対し、このハンノキの仲間は乾燥してカラっカラになっているとはいえ、新鮮な実ができてから半年以上もの間実をつけたままなんですね。
花を見てもピンとこなかった、もしくは初めて見たという方も多いかもしれません。
しかし、このハンノキの仲間はあることで有名なんです。
それが花粉ですね。 スギヒノキが本格的に飛び始める前に実はハンノキの花粉は飛び始めます。 今年の花粉症は早いなぁと思っていたならば、もしかするとスギヒノキの花粉症ではなくハンノキの花粉症かもしれませんね。