春先一番に咲き始める黄色い花ことマンサクですが、以前あいかわ公園には2種類の色があることを紹介しました。
aikawa-park.hatenablog.com
今年は赤色の物しか紹介していませんが、園路にはよく見る黄色の物も生えています。
それに加えて少し奇妙な色合いをした種類が咲いているのを発見したので紹介したいと思います。
マンサクと言えばこの濃い黄色の花びらと付け根にある赤色のガクですよね。しっかりと花を見てみると、黄色いひらひらとした花弁が4枚、そして内側の赤色の中にも4つの雄しべがあることが分かります。中心にはめしべがあることもわかりますね。
この色が一般的過ぎるので、これ以外を見る機会と言うのが全くありません。
しかし、今回見つけたのは少し変なんですよね。
マンサクのチャームポイントである花弁が黄緑色をしています。上と下の写真を比べてみるとかなり違うことが分かりますね。
実物を見てみるとさらに違います。
植物達は、結構個性があるので花1つ取っても色の濃淡が違うことはよくあることです。しかし、樹木では花の色が違うという印象をあまり持っていなかったので、これを発見して驚きましたね。
この木はこの枝以外のほとんどが枯れており、去年は咲いていなかった木だと思うのです。そんな中でもなんとか花を咲かせたため、普通の色とは少し異なった色味の薄い花が咲いたのでしょうか。
そんな風に思ってみてみると、濃い黄色はとてもパワフルな勢いを感じ、淡いこちらの色は少し元気がないような姿に見てくるのが面白いですね。
同じ種類の花だと思っていても、花を咲かせたら種類が違った!色の濃淡が違った!と言うのはよくあることです。ですが、これも意識してみないと気が付けないことなので、花がたくさん咲くこの春には色々な花を見比べてその子の個性を見てあげてください。