黒いトマトを発見!?
道端や畑地、斜面などの刈り込みが多い場所にはいち早く外来植物が侵入するため、気が付かないうちに身の回りの植物が外来種に入れ替わっている場合が多々あります。
今日のイヌホオズキの仲間も外来種が多い仲間です。
花はなかなかに美しいこちらの植物はアメリカイヌホオズキでしょうか。似た仲間が何種類かいます。
白や紫色で5枚の花弁を持ち、かつ花の中心にバナナのような黄色い物体があればナス科の植物の一種ではないかと疑うことができます。
トゲや毒がある手ごわい植物たちです。
こちらの植物にも小さいですがトゲが付いています。
ナス科は草原の中にも生えているため、トゲに引っ掛けて事故を起こさないように注意しなければなりません。
とはいえイヌホオズキの仲間のトゲは可愛いものです。むしろ同じ仲間のワルナスビの方が厄介と言えるでしょう。
似た環境に生えているワルナスビです。
花はイヌホオズキの仲間をより巨大にしたような雰囲気でそっくりなことが分かりますね。
こちらにもバナナが付いています。このバナナは葯(やく)という部分で、花粉がため込んである場所です。
茎から葉の柄、更には葉の裏までトゲがあるため、駆除をすると非常に厄介なナス科の植物です。
イヌホオズキの実を見てみましょう。
まだ熟しておらず緑色をしていますが、熟すと黒いミニトマトのような雰囲気になります。
ナス科の植物はトマトやナスのように食べられているものもありますが毒を持つものも非常に多いです。
見た目がなんとなくお菓子のように見えて子供が口に含んだりすることがあります。注意が必要ですね。
自然界にはおいしそうに見えて毒があるものが多々あるので、知らないものは口にしないようにしましょう。