実は園内にムササビがいるあいかわ公園
あまり知られていませんが、園内にはムササビと言う人気の動物が生息しています。
しかも意外なことに巣穴を園路から見ることができるのです。知っていましたか?
森のわたり橋と言う大きく分かりやすい目印を渡ります。するとT字路にぶつかります。(写真の向きとは逆)
右左どちらに進んでも巣穴を見ることができます。
道なりで分かりやすいのは右に進んだムササビ坂かもしれませんね。 見つけやすいのは森の小径の方なので今日はそちら側を紹介していきます。
見ての通りうっそうとした道です。
スギ林が広がっているエリアなのですが、ムササビは針葉樹が好きなようです。
飛ぶときに滑空するのでほどほどの間隔で木が広がっている場所で見られる印象がありますね。特にスギやヒノキの場合葉が上の方に付き、下の幹がすらっとしているため都合がいいように見えます。
太めの木がいい感じに並んでいますね。
場所はこんな感じのヒントを頼りに探してみてくださいね。
そしてこれがムササビの巣穴です。
スギの枝が折れたりキツツキが突いた跡を掘り進んで木の中に空洞を作ります。そこにスギやヒノキなどの葉や樹皮を持ち込んで巣をつくるのです。
ここはムササビのデパートと呼ばれており、巣穴が幾つも見られる絶好のスポットです。
巣穴をよく見ると周囲が擦れていますね。
頻繁に出入りをするので爪や体がこすれて樹皮が剥げています。今も使われているかもしれませんね。
入口にクモの巣が張っていたりすれば使われていないことも分かります。
スギ林に生息することはいいことづくめです。
ムササビは何を食べるか知っていますか?
彼らは植物の葉が大好きなのです。スギ林に巣を作れば巣材も手に入り、餌も近くになると良いこと尽くめです。
先月のムササビナイトツアーではスギの葉をかじっている場面に遭遇することができましたね。
幅広い種類の植物を食べられます。
こちらは別の巣穴ですね。
森のわたり橋を軸に巣穴を探してみてください。
実物に関しては夜行性なのでほぼ見られません。しかし日の傾き始めた夕方に出くわした職員もいるので、いないと決めつけずに探してみるのも面白いかもしれませんね。