自然の中でゆっくり過ごすなら?
あいかわ公園は周囲を山に囲まれており、晴の日の秋や冬の日にはとても心地いい時間を過ごせます。
少し歩いてみれば景色が一変する大自然の中に入り込むことができるのでリフレッシュにもおすすめですよ。
森のわたり橋は子供たちにも大変人気のスポットです。
雨の日には水も流れる沢沿いの地上40mほどの高さに架かる橋で、よく揺れるため高い所が苦手な方の中には渡れずに引き返していくかたもいるようですね。
子供たちは揺れる橋におおはしゃぎでどんどん橋を揺らしてしまいます。
秋にこの橋を上から眺めてみると片側には美しいススキの斜面が広がっており、ふれあい広場の方では聞くことのできない虫の声がしています。
また、枝先などには鳥たちがやってくることもあります。
一方で対岸はススキからさらに植生が進んでおり、アゲハチョウが好きなカラスザンショウやクサギと言った日当たりのよい平地で見られる低木たちが見られます。
タラノキはススキなどの草地などが刈り取られた後に我先にその地に入ることが多い植物なので、こうした日当たりのよい南向きの斜面でよく見られますし、真下に生えているカエデの仲間は水分の多い土地を好むので水が流れる沢沿いにはよく見られます。
橋の風景1つをとっても実に様々な植物が生息しており、その環境を好む植物たちが生えていることがよくわかる場所ですね。
橋を超えるとプチ森林散策気分を味わえる森の小径が見えます。 暖かい季節にはヤマビルが出るためこの道を歩くときにはヒル対策をしたいものです。
道に入ると直ぐにスギ林が迎えてくれます。こうした道に入ると自分が動物たちの生態系の中に入ってしまったかのような感覚におおわれますね。
見ての通りスギは背の低い所には枝をはやしていないので非常に空間が広く感じられます。
上空は茂ったスギの葉で覆われているため下は暗く、こうした環境を好む植物たちがたくさん生えているのです。
また、上空をふさがれているのでムササビや小鳥などの中にはこうした杉林(針葉樹林)を好むものも多いです。
この道を進んでいくと沢沿いにぶつかります。
ここでは流れる水が地形を削っていく痕を眺めることができます。ただただ流れる水も同じ場所を永遠と流れると土や岩を削り道を作るんですね。
他の場所と比べると下に位置する場所であるため空気もひんやりとしており、風の丘と言う人気の広場の横にあるとは思えないほどの森の中感を味わえます。
散策日は曇りでしたが晴の日には木々の合間を縫うように差す光で癒される場所です。 気温がある時にはヤマビルに注意が必要ですが自然を独占しているかのような気分になれるので興味のある方は訪れてみてくださいね。
春の雨の後のここの景色はこちら↓
aikawa-park.hatenablog.com