あいかわ公園自然観察ガイド

嫌われがちな毛虫から大人気のクワガタたち、更には季節の植物まで。たくさんのあいかわ公園の自然を紹介していきます。隔日朝8時に更新中

丸い葉を持つマメヅタが密集すると?

パークセンター前の沢沿いの道を目指して居りていると、コンクリート沿いに変わった植物を発見しました。地面にべたりと張り付いてまるで陣取りゲームのように辺りを埋め尽くそうとしているのです。
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今回紹介するのはこちらのマメヅタです。このエリア一帯ではマメヅタがものすごい茂っていました。
これだけ画面に丸いものがぷつぷつと映っていると、梱包の時のクッション材のようですね。それぐらいたくさんありました。
少し前の記事でも触れましたが、マメヅタはこの見た目でありながらシダ植物です。シダ植物と言えばあの大きな葉が特徴的ですよね。
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1枚の葉からなる大型の葉を持つのがシダ植物と言う印象が強いです。しかし、その中には他の物にくっついて密やかに生息しているものもいるんです。マメヅタもよく見るとしっかりと張り付いています。
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丸い葉のほかに黒く目立つものがありますね。この根でしっかりと張り付いて剥がれないように頑張っています。このように木の肌や岩、コンクリートなど他の物にくっついて生活しているものたちを着生植物(ちゃくせいしょくぶつ)と言います。周りを見てみると意外と張り付いている植物が見つかりますよ。
マメヅタは写真のようなものであれば比較的簡単にはがせるのですが、いくつも重なっているとなかなかにめんどくさいです。
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生えている所ではこの写真の右側よりもさらに密集していることもあります。しかし、こういった普段見ないような場所で緑が見られるのはとても嬉しいことですね。植物としてなかなかに利用ができるようで、苔などと絡めて水槽の中で自然的な空間を作るテラリウムで使われることもあるそうです。
また、シダ植物と言うだけあってか湿り気を好む植物でもあります。実際にここは沢沿いの上で、木についているということは地表から出る水分量が多く、湿度が他の所よりも高いのかもしれませんね。もしかすると他の着生植物もあるかもしれません。

このように1つの植物でその場所がどんな場所かイメージできるものがあります。皆様も水気が好きな植物や日当たりを好む植物の違いを探してみると面白いと思いますよ。