あいかわ公園自然観察ガイド

毎朝8時に公園内で見つけた植物や昆虫などの自然情報を発信していきます。記事下のリンクやカテゴリーからさらに公園の自然を知ることもできますのでぜひご利用ください。

マツカゼソウはミカンの仲間

今日のタイトルにあるマツカゼソウは、名前を聞いてピンとくる方はかなり少ないのではないかと思います。山地の湿ったような場所で見られる植物なのですが、夏終わりから秋にかわいい花を咲かせるのです。あいかわ公園でも森のわたり橋より奥のエリアで実は見ることができます。
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マツカゼソウの葉はかなり特徴的で、きめ細かく分かれて丸みがある面白い葉をしています。自然観察ガイドで香りのテーマを利用していただいた方はミカン科の香りを嗅いだことがあるかと思います。このマツカゼソウは草でありながらミカンの仲間なので、しっかりとミカン科特有の香りを楽しむことができる植物なのですね。ただし、その香りは個人的にはミカン科の悪い香りの部分を濃縮したようなとてつもない匂いの爆弾だと思っています。私は苦手なので、思わずのけぞる位の濃い香りです。
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その臭いマツカゼソウが付ける白いかわいい花がこちらです。この時期に地表を白く飾る花は少ないのでとても目立ちます。花のピークは過ぎたからか辺りにはちらほらと実がなっているものも見えました。公園内でマツカゼソウが生えているエリアはほとんどが沢沿いです。このことからも水分が豊富な場所を好む植物であることがうかがえますね。
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こちらがマツカゼソウの実です。もう季節的にはこちらの方が多いです。葉が緑なのであまり目立ちませんが、じっくり見てみるとかなり目立つ実です。種にも香りがあるのでしょうか?気にはなりますが試さないでおきましょう
花と実を写真とともに紹介しましたが個人的には葉の雰囲気が好きな植物です。冬場に沢沿いを歩いているとシダ類がとても目につくのですが、その中にあるこの丸い複雑な葉と言うのはとても印象に残るのですね。
興味のある方は冬場であれば沢沿いをご案内しますので、自然観察ガイドのイベントを利用してみてください