あいかわ公園自然観察ガイド

嫌われがちな毛虫から大人気のクワガタたち、更には季節の植物まで。たくさんのあいかわ公園の自然を紹介していきます。隔日朝8時に更新中

外灯によく来ている蛾

晩秋から冬にかけての宝の宝庫であるパークセンターの壁ですが、1年でこの秋にだけ発生するという蛾が良く集まっているようです。私も非常に気になっていた種類だったのですっきりしました。
大きさと雰囲気からシャクトリムシの仲間であろと想定し、探してみると当たりました!
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ちなみにこんな蛾です。結構大きい蛾なので翅を広げると4~5cm程にもなる大きめの蛾です。注目すべきポイントは翅にある黒い点模様と、よく見ると分かるのですが翅の体側の端が山折りになっているのです。このような明らかなポイントがあると絞り込みはしやすいですね。
その結果、ヒメノコメエダシャクとオオノコメエダシャクの2択にたどり着きました。
この2種はとても似ているようです。
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そして2種の判別に重要とされている部分がこの写真にあります。大きな黒点は判別に役立ちそうなのですが、個体差が大きそうなので特に触れずにおきます。翅の中で薄いベージュと濃い茶色になっている境目の部分をよく見てみるとここにゴマのような小さな点が列のように並んでいます。ここがヒメとオオを分けるポイントだそうですよ。
ものすごい些細な違いですがそれで種類が違うわけですからおどろきですね。
こういった些細な違いを理由に後ほど別種とされる種類もいるので、標本を作っている方は思いがけぬ発見をする機会があるのでしょうね。
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触覚は細いので♀でしょうか。正直触覚に関してもまだまだ経験値不足ではっきりとは分かりません。角度によっては大きく見えなくもないんですよね。
寒い季節に出てくる壁に張り付く蛾はとてもおとなしいのでいいですね。ゆっくり写真が撮れますし手にのせてかわいがることもできます。愛着が湧いてしまうのが唯一の欠点と言えるでしょう。
最後にこの前のヒメヤママユとサイズの比較をしてみます。
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ヒメヤママユが大人の人差し指位の大きさなのですが今回のヒメノコメエダシャクもそれには劣るもののなかなかの大きさであることが分かりましたね。
マンションの明かりなどでも恐らく見つかると思いますので、ぜひ注意深く明かりのある場所を探してみてください!