あいかわ公園自然観察ガイド

嫌われがちな毛虫から大人気のクワガタたち、更には季節の植物まで。たくさんのあいかわ公園の自然を紹介していきます。ネタを見つけたら更新中。画像の無断転載は禁止です。

園内の自然情報11/4日

あいかわ公園の今の旬は?

3連休はぽかぽか日和で過ごしやすそうです。園内では紅葉を始め暖かい気候もあってか昆虫類もよく見られます。

トチノキの黄葉が始まりましたね。あいかわ公園のものは実は付けませんが、その大きな特有の葉は観察できます。
手のひらを広げたような形をしていますがこの一枚一枚が非常に大きく、大人の顔よりも立派です。
見ごろには少し早いのですが、ふれあい広場の観察しやすい場所にあるので注目してみてください。


エノキも色づいてきましたね。紅葉し始めの時期には特に太陽光に当たることで色が変わる様子を観察することができます。
メカニズムはややこしいので省きますが、1つの樹木の中でグラデーションが見られるというのは面白いものです。
日当たりが重要だという点を覚えておくだけで、紅葉観察が楽しくなりますよ。


噴水広場周りの雰囲気を紹介します。今年はケヤキの色づきがいまいちですね。隣の黄色いヒトツバタゴはあっという間に変色して落葉してしまいます。
観察できるのはわずかな期間だけなので、この3連休がベストでしょう。


肉眼でベストなタイミングのケヤキの紅葉です。茶色い葉が多く、鮮やかなオレンジ色にはなっていません。太陽光に透かせばまあまあ綺麗ではあります。


ハナミズキやナンキンハゼは見ごろを迎えていますね。写真は12時ごろですが、午前中のハナミズキはとても綺麗です。
この植物はかなり長い間紅葉が楽しめるのでいいですね。モミジがあまり多くない時期にいい赤色を見せてくれる植物には助かりますね。


パークセンターではカツラの葉のにおいをかぐことができます。カツラには糖分が含まれていて綿あめ屋のようなお腹がすくにおいを楽しむことができます。カツラの葉の香りが乾燥条件下でどれくらい持つのか試験的に置いています。いい香りですよ。


続いて目にする昆虫たちです。圧倒的に多いのはカメムシの仲間ですね。中でもクサギカメムシの数がすごいです。
カメムシ類は秋によく目にする虫ですが、今年は気持ち多い気がしますね。よく見るとかわいいので、つぶらな瞳とかに注目してみてください。


チャバネアオカメムシもよく張り付いています。果実食のカメムシなのでミカンなどについていることが多いのですが、数が多いのかこうした人工物上にいることも多いです。


クヌギやコナラからは最後の樹液が流れており、そこにヨツボシケシキスイらしき虫が来ていました。夏はとっくに終わってしまいましたが、その名残を感じさせる3連休の気候です。スズメバチなどもまだ来ていましたよ。

少し暑い気もしますが朝や午後の遅くは運動もしやすいいい時期です。あいかわ公園へ自然観察に来てみてはいかがでしょうか?