あいかわ公園自然観察ガイド

嫌われがちな毛虫から大人気のクワガタたち、更には季節の植物まで。たくさんのあいかわ公園の自然を紹介していきます。ネタを見つけたら更新中。画像の無断転載は禁止です。

あいかわ公園の一年を振り返って 10月~12月

来年の秋や冬の話をするにはあまりにも早すぎる気もしますが、この時期も意外と侮れませんでした。
園内での虫取りであれば10月の下旬ごろまでは蝶を中心とした虫取りを楽しめることが分かったからです。そしてクワガタたちも意外と遅くまで残っていることが分かりました。
虫取りの好きな方は9月ごろからは蝶に対象を移すのがおススメです。この時期は夏眠から目覚めたタテハの仲間が飛び始めるためです。
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このエリアではそこそこ見つかるようですが、こちらのクモガタヒョウモンは神奈川県レッドデータブック絶滅危惧種1B類で登録されている種類です。非常に貴重な種類なので初めて見た時には目を疑いましたが、その後何匹も見つけています。
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同じく絶滅危惧2B類のアサマイチモンジも見つけることができました。あいかわ公園の蝶類はあまり調査されていないようなので、恐らく珍しい蝶がまだ見つかるだろうと推測しています。もしかするとあなたが捕まえた蝶々が貴重な種類かもしれません。そう考えるとわくわくしてきませんか?皆様が蝶を捕まえた場合ぜひ種類の確認をさせて欲しいですね。

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この時期のお花であるヒガンバナもたくさん咲きます。アゲハの仲間が蜜を吸いに来たりしています。やはりまとまって生える花と言うのは見栄え的にいいですね。秋の蝶を捕まえるためには蝶が好む花とその花がある場所を把握しておくと効率がいいです。あいかわ公園の場合はヒガンバナよりもずっとナワシログミがおススメですね。

秋になったから甲虫をあきらめるというのももったいないです。9月中であれば可能性はもちろんありますし、今年は10月にも大型のミヤマが採れていましたよ。f:id:aikawa_park:20201226153112j:plain
私も今年はミヤマを7匹ほどあいかわ公園で見かけましたが、70mmに届くサイズと言うのは人生でも初めて見ました。こんな大物もやってくるんですね。昆虫学芸員の方が標本に持っていくほどですからそれほど珍しい大きさなわけです。夏場であればこんな大型が捕まえられるロマンもある公園なのですね。

特に甲虫に関しては向こう数年は取りやすくなるかもしれません。
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と言うのも2017年ごろから神奈川で確認され始めたカシノナガキクイムシが猛威を振るっているためです。あいかわ公園でも今年は3本被害を受けているのが見つかったのですが、実はその3本は今年クワガタがよく取れた木なのです。来年度は恐らく数本では済まない被害が出ると予測されるので、大変なのですが、甲虫を取るという意味では大量の樹液を出してくれる彼らは助かる存在かもしれません。今後の動向に注目ですね。


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これくらいの時期になってくると南山に挑戦してみるのもおススメです。紅葉シーズンであればブナ科の黄色からオレンジの紅葉がとても綺麗です。夏場のシーズンはかなりうっそうとしており、じめじめした地面にはそこかしこにヤマビルがいるため対策を万全にしておかないと後悔することになります。登り口の時点でかなり上がっているため、山頂までは意外とあっさりと付くことができますよ。

年間を通してかなりの写真を撮ったのですがやはり記事ですべてを紹介することはできません。ただ1つ言えるのは自然が好きな人にとっては一日過ごしても足りないくらいの素晴らしい場所ですね。1年の話なので大分先のポイントもありますが、今回の振り返りで少しでも興味を持っていただけると嬉しいです。

あいかわ公園の1年を振り返って 6~9月

夏場はあいかわ公園の自然を満喫する最高の期間になります。多くのお客様が甲虫を求めて今年もやってきていました。あいかわ公園は特にトラップなどを設置しませんので、自然のままの条件で探すことになります。故に早い者勝ちの側面が強いです。
多くの方は子供が夏休みになる時期に甲虫を探し始めますが、実はそれでは遅いぐらいです。
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特に成虫で冬を越すコクワガタであれば早いものであれば4月5月には動き始めます。6月に入ると最初のピークを迎えるようです。
この公園では捕まえやすい順にコクワガタノコギリクワガタ、カブトムシ、ミヤマクワガタ、スジクワガタ、アカアシクワガタと並びました。丹沢の端と言ういい条件がこれだけ多くの種類を見つける環境にしているのでしょう。
もちろん簡単には捕まらないので自分自身の虫を見る目を鍛える必要があります。捕まえて当たり前のような準備なしの思考ではまずつかまえられませんね。

ここだけの話ですが来年はカブトムシの出現が大きく上がると思います。
園内の落ち葉を捨てるところが3年目にしてようやく機能し始めたからです。
この点に関しては私も出現数の変化に期待していますね。
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なので甲虫に興味のある方はこの時期にはあいかわ公園を要チェックですよ。

樹液が出ていれば様々な虫が集まってきます。ここの蝶類も素晴らしいので、ぜひともチェックして欲しいですね。
代表的なのはオオムラサキです。なんとオオムラサキが見られることもある公園なんです。
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図鑑でしか見たことのない方も多い蝶で、数が減少しているため神奈川県レッドデータブックでは準絶滅危惧種になっています。同じく街中では見られないスミナガシもたくさん見られます。
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スミナガシは要注意種として登録されています。こちらもあまり見かけない蝶ですね。
夏期間のあいかわ公園は毎日が面白い発見ばかりです。丹沢のふもとに位置するため、珍しい蝶が流れてきたり、平地では見られないものがふらりとやってきたりと虫好きにはたまらない場所になっています。
もう1つ嬉しいポイントとしては今年は確実にタマムシを見ることができました。
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暑い中粘らないと取れませんが、逆に言えばそれができれば取ることができます。憧れの虫がずらずらとみられる可能性がある場所、それがあいかわ公園なのです。
もちろん出会えるのは虫だけに限りません。
人気は昆虫に偏りますが爬虫類も見逃せませんよ。
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まずカナヘビニホントカゲなどトカゲの仲間もこの時期ならばまず出会えます。素早いので捕まえるのは難しいですが、チャンスが多いのは間違いないです。そして運が良ければヘビにも遭遇出来ます。

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私は毒のない種類なら遠慮なく捕まえてしまいますが、もし遭遇しても触ろうとするのはやめておきましょう。ヘビとの遭遇は唐突にやってくるので、棒などのアイテムがないと捕まえるのは難しいです。私も一度素手で捕まえに行って噛まれたことがあります。ものすごい鋭さで、噛まれた瞬間は痛みがありませんでした。
今日紹介したあいかわ公園の夏はほんのわずかにすぎません。 しかし虫などの自然が大好きな人には宝の山のような素晴らしい環境なので、冬の今から目をつけておいて損はないですよ。

あいかわ公園の1年を振り返って 4月~5月

先日よりあいかわ公園の1年間の自然を振り返っています。年末年始ですが自然に興味のある方は是非とも季節を覚えておいて、その季節に訪れてみてください。
4月になると園内ではツツジが賑やかになります。

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もはやお花の絨毯です。写真の小さなクルメツツジ系の種類が特におすすめなので、4月上旬から中旬ごろに来るのがおススメです。ツツジの咲くころには虫たちもたくさん出てきます。せっかくツツジがたくさんあるところなので、それを食べる蝶を紹介します。
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それがコツバメというシジミチョウですね。見たこともない方がほとんどだと思います。春先から初夏手前位まで見られる蝶なのですが、実はこの時期にしか見られない蝶が数種類見つかります。興味のある方はこの時期に虫網を持っていきましょう!
そのほかに花であれば、山の中に見られるヒトリシズカや、少し珍しいキンランなども見られます。山沿いなだけあって植物はかなり色々な種類が見られる印象でした。
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園内を3月下旬~5月中旬頃に散策するのがお花好きの方にはお勧めですね。興味のある方はあいかわ公園の花を色別に分けた山野草図鑑をご覧ください。
aikawa-park-sanyasou.hatenablog.jp

5月に入るととても大きな花であるホオノキや空を漂う白い雲のように美しいハクウンボクが咲きます。

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花に関しては140種近くがこの期間に見られるのでそれぞれの個性を比較してみるととても楽しいですよ。
花を探し始める時期になると、この公園では気をつけなければならないポイントがあります。それがヤマビルですね。
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4月から10月にかけては靴などにこのヤマビルの対策をしないと大変なことになります。血を吸われてしまうので対策をしてないのであれば落葉の積もった場所に入ることはやめましょう。今年もお客様に話を聞くと知らずのうちに吸われていたという方が結構見つかりました。あいかわ公園の自然の中で動くときの天敵No.1です。気をつけましょう。


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この時期の園内には色々な所でキイチゴの仲間が見られ始めます。ジャムやシロップに使われるなど、昔からなじみ深い植物たちもたくさん見られます。
実が葉の下に隠れていることが多いので見つけるのは慣れないと難しいですが、5月の自然体験としてはとてもおススメですね。
5月下旬ごろになってくるといよいよ本格的なあの虫たちのシーズンがやってきます。 去年も子供たちに大人気で、私もフル稼働していました。
明日は夏のあいかわ公園の魅力をお届けします。

梅と付くけど梅じゃないロウバイ

先日は風の丘に咲く梅を紹介しました。同じ時期に冒険の森付近では真っ黄色でとても甘い香りを放つロウバイも咲き始めました。一年ぶりに嗅ぐこの甘い香りはやはり素晴らしいです。冒険の森前の道を通った方の多くが花ではなく、きっとこの香りで気づくことでしょう。
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場所の雰囲気はこんな感じです。花が黄色なのですが、葉も緑だったり黄色だったりしているので分かりにくいです。加えて葉が大きいことと花が根元に付くことも見つけにくい原因ですね。しかしながらここから10m程離れていても甘い香りが漂ってきます。この香りに気が付いた方はグイっと花に近づいてみましょう。

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近づくことで枝にまるい桃のようなものがくっついていることに気が付けます。これはロウバイの蕾ですね。1月上旬~中旬程が花のピークになると思われます。しかし中にはもう咲いている子もいるのです。 恐ろしいポイントはまだ満開ではないほんの少し咲いた程度なのに、10m離れていても香りが分かるという点です。花の香りの強さを数値化して測ってみたいですね。
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こちらがロウバイの花です。まるで装飾のような美しさをしています。太陽の光に当たると淡い黄色が艶の有るように光り、それが蝋細工のように見えることが由来となっています。タイトルの通り実はウメなどのバラの仲間ではありません。ロウバイ科と言う数の少ない種類の仲間です。
花びらですと園芸種などで数が変わったりするので違いがいまいちわかりません。ここは花の中心にあるおしべめしべなどを見て比較してみましょう。

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先日紹介した梅などのバラ科は多数のおしべを持ちます。春に咲く桜もバラの仲間ですが、ソメイヨシノ(右)であればおしべが30本くらいあります。この2種が似ているのは分かるでしょうか。
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ロウバイの内側はこんな風になっています。咲き始めの時期は写真のように白っぽい太いおしべが横に開いており、日が進むにつれてこれが起き上がります。 
見た目は似ていても細部を見てみると全然違うことが分かりますね。 まだ咲き始めの時期なので内側は見にくいのですが、本格的な時期になれば見やすくなります。梅の花と比較してみてはいかがでしょうか?

紅梅が咲き始めたようです

あいかわ公園内には実はウメの木が何本かあります。ふれあい広場に3箇所、そして風の丘には外周に沿ってずらりとウメの木が並んでいるのです。
そんな梅の中でも赤色の花を咲かせる紅梅が花を咲かせ始めました。辺りはとてもいい香りがしています。
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太陽の光を受けると赤やピンクの色は輝きを増して見えるのでとても好きです。ツバキの仲間などもそうですがこの手の色は青空ととても合うと思います。
この梅は昨年は2月頭頃に咲いていたような記憶があるのですが、ずいぶん季節がずれていますね。
園内には赤色と白色の2種類の梅が植えられています。その中で咲いているのは赤色の物だけなので、どうやら色によって咲く時期がずれているようですね。
身近な場所に梅の木がなかったので、これまではじっくりと見たことが無かったのですが、梅の花が咲く場所には秘密がありそうです。
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こちらは同じ梅の枝なのですが、1枚目の枝と比べてみてください。1枚目の方は若々しくみずみずしい雰囲気の枝ですが、こちらの枝は何年か既に立っているようなぼろさを感じます。植物は毎年枝を伸ばしていきますから、同じ木の中で枝の違いがあるのは当たり前です。しかし、見ていると梅の花と言うのは昨年伸びたような若い枝にくっついていることに気が付いたのです。
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中心に走る太めの枝は花をつけません。しかしそこから出ている比較的新しい枝にはどれも花が付いていますね。この枝たちを比較してみると色が全く違うということに気が付けます。これはなかなかに面白いポイントですね。じっくり見るまで知りませんでした。

もう1つ気になる話と言えば紅梅は木の幹の中が赤く、白梅は幹の中が白いというものです。さすがに切り倒すわけにはいかないので写真などはありませんが、本当に色が違うのでしょうか? とても気になります。

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寒い冬であっても見られる花がいくつかあります。あいかわ公園でも密やかな所に可憐な花が咲いているので探してみてはいかがでしょうか。

厚い氷が見られました。

19日ごろにとても寒い日があり、朝は-3℃ほどまで冷え込んだようです。あいかわ公園の水辺でもこの寒さで変化が起きたようです。
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写真では伝わりにくいですがこの日はじゃぶじゃぶ池の全面が凍り付きました。今年初の氷と言うことで記念に割っておこうと思い枝を持ってきたのですが、予想以上に凍っていました。軽くつけば割れると思ったものの、全然割れなかったのです。結局ゴミ拾い用のトングで割ってみたところ、5mm程の厚さがありました。こんな厚い氷は久々に見た気がします。氷を放り投げて落としても、下に張った氷が割れませんでしたよ。
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一面が綺麗に凍っているとまるで凍っていないような印象を受けてしまいますね。普通の水に見えます。
これだけの寒さでしたから、水辺以外にもいろいろな所で氷の影響が出ていました。例えばじゃぶじゃぶ池の木製デッキです。
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木製デッキの上にあったわずかな水分が凍ってしまったのでしょうか。小さな氷たちが光を反射して、まるでイルミネーションのようにキラキラと輝いていましたよ。わずかな氷たちが映し出す芸術でしたね。水分が凍っていたのはデッキだけではありませんでした。
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驚くことに、芝生までもまるで雪が積もったように白く染まっていたのです。ここの美しさはすごかったです。と言うのも、自分が動くたびに地面がキラキラと輝いていたのです。川に反射する朝日のようなまぶしさと、氷に反射する様々な色の光で、その場で反復横跳びをするようなしぐさを繰り返してこの光景に見入ってしまいました。氷が張るなどの現象は街中でも見られますが、芝生の氷はなかなか見られませんね。
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パークセンター前の植物達にも霜が降りていました。なんだかおいしそうですね。
今年は最初から強い寒波が来てしまいました。 1月2月にこれを更新するような氷が見られるといいですね。

ツバキの花には何がある?

先日の記事でヤブツバキサザンカを見比べてみました。その結果、花の落ち方が違うということが分かりましたね。ツバキの場合花が綺麗にそのまま落ちてくれるので、花の観察をじっくりすることができます。
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昨日落ちていたヤブツバキの花です。落ちて時間は立っていそうですが、比較的綺麗ですね。このような綺麗に落ちている花を見つけたらせっかくなので有効活用していきましょう。と言うわけで早速分解していきます。
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落ちたばかりの花であればこの部分にとある不思議があるはずなのです。
木に付いているときにはこの部分はふさがってしまっているんです。なぜだと思いますか? ここが開いてしまっていると植物の戦略的にもよろしくないんですね。
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大ヒントがこちら。この後ろの部分をせっせと舐めるアリさんがいました。きっともうお分かりですよね。ツバキの花はこの後ろの部分に甘い蜜を貯めるんです。これは人間が舐めても甘いと感じる程の甘さですから、虫たちや鳥たちにとってはご馳走でしょう。
では内側がどのようになっているか見てみます。

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パカッと割ってみると中身で驚くのが黄色い雄しべの数ですね。この仲間は根元でつながった雄しべを持ちます。イメージとしてはスーパーのエノキタケを想像してみてください。先ほど蜜の話をしましたが、蜜を舐めたい鳥たちは花が咲いている時期に根元からは舐められません。つまりこの大量の雄しべのある場所に正面から顔を突っ込まないとご褒美がもらえないんですね。蜜を舐めた鳥は満足し、また別の蜜を探しにツバキの花を探します。すると花粉だらけの顔をまた花に突っ込むので受粉できるというわけです。
鳥も夢中になる蜜とはいったいどんな感じなのでしょうか?
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角度を変えてみたもののなかなか写真で写すのは難しいですね。根元の部分をよく見るとはちみつのような光沢のある蜜がたくさん映っています。これが甘い蜜です。花を取って、写真左側の方から舐めてみると鳥たちのご馳走の味が楽しめるので、興味のある方は試してみてくださいね。
運が悪いとアリなどの虫がいるので、嫌な方は開いて舐めましょう。 ちなみにアリはギ酸を持つので酸っぱい味がします。ある意味ではアリ込みで野生の生き物が食べている味なのかもしれません笑。