あいかわ公園自然観察ガイド

嫌われがちな毛虫から大人気のクワガタたち、更には季節の植物まで。たくさんのあいかわ公園の自然を紹介していきます。ネタを見つけたら更新中。画像の無断転載は禁止です。

2022年のツツジはまだ咲き始めです。今年もツツジを食べるコツバメがたくさん発生しています。

ツツジの頃合いはどうですか?

今年はサクラもツツジも山野草も遅めのスタートを切っています。

サクラは27日の暖かさを境目に一気に半分くらい開花してしまいましたが、ツツジはまだまだの様子です。

噴水広場近くのベニバナアセビはそろそろおしまいのようですが、この花はコツバメと言う蝶に人気ですね。

コツバメ飛び出てくる!

f:id:aikawa_park:20220327152932j:plain
コツバメは幼虫がツツジを食べる蝶で、一年の内春しか現れない貴重な蝶です。一見地味に見える茶色い翅と毛むくじゃらの体から見間違えることはほぼないシジミチョウの仲間ですね。

珍しい蝶ですがこの時期の園内では高確率で遭遇できる蝶です。ちょいと旬のツツジを見がてら意識してみてください。
f:id:aikawa_park:20220327153253j:plain
園内ではミツバツツジが咲き始めています。

大型のピンク色の花をつけるツツジですね。

自生で出会おうと思うとかなり大変なツツジで、周辺では丹沢方面に登らないと見つけられないかと思います。

元々は背丈が低かったのですが、現在はなかなか大きくなってしまっていますね。

お花に意識を奪われないようにしつつ付近を眺めていると、多くの場合黒と青の翅の蝶が飛び出してくるはずです。よく止まる蝶なので追いかけてあげると?
f:id:aikawa_park:20220327153507j:plain
道案内をしてくれるかのように飛び出してくるのはやはりコツバメです。しぐさがとても可愛らしい。

花も綺麗ですが私が追いかけてしまうのはやはりこちらの可愛い蝶ですね。

早咲きのツツジも眺めてみよう

f:id:aikawa_park:20220327153748j:plain
季節的には早咲きのツツジ「ヨシノ」や「シロゲンカイ」が咲き始めています。

こちらはヨシノですね。赤と紫とピンクを混ぜたような色をしています。

ツツジは類似のシャクナゲと交配したものが何種類かあり、そういった種類は花が頂点から複数方向に付きます。

花付きから分かるようにヨシノもシャクナゲとの交配種です。
f:id:aikawa_park:20220327154208j:plain
おっと そうこうしているうちにまたコツバメがやってきてしまいました。

反射的に追いかけてしまうので困りますね。

写真では伝わりませんが翅のお尻をすりすりしていて可愛いんですよね。 

お尻を動かして頭部を誤認させるらしいですが、私からすると可愛いの一言です。
f:id:aikawa_park:20220327154443j:plain
随分と人懐っこい子も来てくれました! コツバメの地味な色が鮮やかなツツジと言いバランスを取っていますよね。春しか現れないのがとても惜しい蝶です。触覚が前に倒れているのが見えるでしょうか? 恐らく植物が放つ香りや蜜などの風味を感じ取っているのでしょう。
f:id:aikawa_park:20220327154650j:plain
森のわたり橋の手前ではヒカゲツツジがいい感じに咲き始めています。

珍しい黄色系のツツジですが花が咲いてすぐ汚れてしまうので、美しい姿を見るには咲き始めのタイミングがおススメです。今の一押しはヒカゲツツジでしょうね。
ヒカゲの名の通り薄暗い所に生えているからかコツバメは来ませんでした。

花だけでなく蝶も追いかけてみてね

f:id:aikawa_park:20220327154935j:plain
その後歩いていると おや? もはやツツジではない場所にもコツバメが来ていました。
狙って見つける訳ではなく、歩いているだけでコツバメに出会えるなんて嬉しすぎますね。ツツジもコツバメもぜひ探してみてください。

aikawa-park-tutujizukan.hatenablog.jp
aikawa-park-sanyasou.hatenablog.jp

黄色いベルのようなかわいい花、ヒュウガミズキ。植物は花と葉どちらを先に付ける?

黄色い花がくっついていたらヒュウガミズキかも

3月は黄色い花が賑わう季節です。ヒュウガミズキは3月に黄色い花をtあけ大量に付ける植物で、とても目につきます。
f:id:aikawa_park:20220326151140j:plain
園内では子供広場の奥に大量に植えてあり、広場の奥が黄色のカーテンのように鮮やかに見えます。

ヒュウガミズキには葉や花の姿が似たものがいます。分かりやすい違いはくっついている花の数ですね。
f:id:aikawa_park:20220326151445j:plain
ヒュウガミズキの花は2個から3個くらいの可愛らしい数がくっついています。

似た姿で大型のトサミズキであれば5~6個もの花が連結しているので見ごたえがあるでしょうね。

見ての通りものすごい数の花が付いています。2mちょっとのお花が広場の端から端まで生えているので、かなりにぎわって見えますね。
f:id:aikawa_park:20220326152050j:plain
日ごろ意識してみることはないと思いますが、花が咲いてから葉をつける植物と葉を開いてから花をつける植物がいます。
何を言っているのかよく分からない方もいると思います。

花が先か葉が先か?どういうこと?

f:id:aikawa_park:20220326152524j:plain
花をまず第一に咲かせるものと葉を一番につける植物がいます。
ヒュウガミズキはまず花を咲かせてその後に葉を展開する植物なので、花を撮影するときに緑が入りません。

春のお花は花が先に咲くものが多い印象です。そしてこのポイントは似た植物を見分ける際に重要になります。例えばサクラ類

f:id:aikawa_park:20220326152922j:plainf:id:aikawa_park:20220326152943j:plain
左のオオシマザクラと右のソメイヨシノはどちらもよく見かけるサクラです。

しかしオオシマザクラは葉と花を同時に展開するため、白いお花と緑色が混じった色合いになります。

一方でソメイヨシノは皆様ご存じの通りピンク一色ですよね。

f:id:aikawa_park:20220326153200j:plainf:id:aikawa_park:20220323151852j:plain
左のナガバノスミレサイシンと右のタチツボスミレ。スミレ類は~スミレの仲間は葉が先に出た後に花が付き、~スミレサイシンの仲間は花が先に咲いてその後に葉が出る傾向が強いです。

写真では左のナガバノスミレサイシンも葉が出ちゃってますね。

多くの方が花に目を向けるお花見の季節には、花と葉の出方を覚えておくと1つ豆知識として披露することができますよ。
葉と白い花を同時に付けるオオシマザクラ
花だけをつけるソメイヨシノ
葉と赤い葉を同時に出すヤマザクラ

この辺りを覚えておくと桜の見方が少し変わって面白いはずです。

園内の桜は今年はまだごくわずかに咲いた程度なので、園内で比較するのはもう少し後がおススメです。
aikawa-park-sanyasou.hatenablog.jp

スミレ、ヒメウズ、テンナンショウ。春に咲く紫色の花と毒

春到来!

自然の中を歩くのが楽しい季節となりましたね。

この時期に目に入ってくるのは紫色黄色の植物が多いと思います。

とくにスミレの仲間は見かける機会が増えますね。

春と言えばスミレ!

f:id:aikawa_park:20220323151852j:plain
漢字の大の字のような姿が特徴的なスミレの仲間の中でも最も身近なタチツボスミレですね。
根元からグイっと伸びた茎が可愛らしい植物です。スミレの仲間の種ははじけ飛ぶ形の種なので、周囲にたくさん生えていることが多いです。
f:id:aikawa_park:20220323153829j:plain
この時期に現れるビロードツリアブとはお互いに利用し合う関係だと思われます。長い花の形と長い口、ベストマッチですね。

変わった形のヒメウズとは?

f:id:aikawa_park:20220323152042j:plain
タチツボスミレが生えるような日当たりのいい場所には、ちょっと変わったヒメウズと言う植物も見られます。

可愛らしい姿ですが毒を持つ植物で、あの有名なトリカブトのお友達ですから驚きますよね。
山菜摘みでうっかり取ってしまいそうです。

ヒメウズはいつもうなだれているお花なので、内側を見るのは大変です。
f:id:aikawa_park:20220323152257j:plain
地面に向けたカメラをグイっと上に向けてようやくここまで覗き込めます。

花の内側は黄色になっていますね。紫と黄色ですから危険を表す色 と捉えられなくもありませんね。

こんな姿でこんにゃくの仲間!?

春に咲く紫色の花の中でもとりわけ奇妙なものがこちらです。
f:id:aikawa_park:20220323152503j:plain
「これは花ではないでしょう」という声が聞こえてきそうですね。

春の薄暗い環境で見られる代表的な植物、テンナンショウの仲間です。
食卓に並ぶこんにゃくの仲間と言うと親しみやすいかもしれませんね。知らない方も多いかもしれませんが、テンナンショウの仲間は食べると痛い目を見る植物です。針で刺されたような痛みが続くと言われていますから、要注意ですよ。
f:id:aikawa_park:20220323152707j:plain
このように地面から不気味に立ち上がり、耳を横から見たような姿の苞(ほう)と言う包みを持ちます。

本当の花はこの苞の内側にあり、普段は見られません。 人間の耳のような形を例えて、ミミガタテンナンショウと呼ばれる種類がありますが、恐らくこれもそうだと思います。この種は似た種類が多く非常に難しい種類です。
f:id:aikawa_park:20220323153011j:plain
写真は戻りますが、生え際の部分がヘビの模様に見えるマムシグサと言うものもあります。

その他些細な違いから種類が変わり、地域ごとの変異も多いため見分けはかなり難しいです。
f:id:aikawa_park:20220323153219j:plain
ミミガタテンナンショウのミミガタの由来がこの部分です。

そして内側の棒が花粉の媒介者を導く付属体(ふぞくたい)と言うパーツです。
ハエ、コバエの多くがここから侵入もしくは上り棒のようにつたって内側に入っていくと言われていますね。
f:id:aikawa_park:20220323153440j:plain
どうですか? 掴んで滑り降りたくなる感じがしませんか?
虫たちからすると花が出す臭い香りも相まって相当魅力的に映るのではないかと思いますね。

今回紹介した花たちは園内で普通に見ることができますので、興味のある方は探してみてください。
aikawa-park-sanyasou.hatenablog.jp
お花たちを追加

ヤナギの名前がつくものの、実はバラ科の植物ユキヤナギ。春に白いお花がとても目立ちます。

桜の前に豪華な白いお花を見よう

車であいかわ公園にやってきていると、駐車場に白いお花が咲いているのが眼に入るはずです。

この時期にとても豪勢に花をつけるのがユキヤナギです。
f:id:aikawa_park:20220321141015j:plain
ヤナギと言えば河川沿いを中心に生えることが多い植物です。

街中を流れる水の脇に立つシダレヤナギの印象を持つ方も多いことでしょう。

ユキヤナギもヤナギと言う名が付きますがヤナギの仲間ではありません。
バラ科のユキヤナギと言うややこしい種類なのです。

f:id:aikawa_park:20220321141250j:plain
バラ科はフルーツの多くにも見られます。

サクラでおなじみのサクランボ、ナシやリンゴ、イチゴもバラ科ですから大きさは違えども同じような形の花をつけます。ちょうど桜の時期ですから花びらの枚数辺りに注目してみることをお勧めします。バラ科は5枚の花弁を持ちます。

とはいえ想像で花の形を思い出すのは難しいですよね。
f:id:aikawa_park:20220321141648j:plain
こちらは昨年のオオシマザクラと言うサクラです。花の雰囲気が大きくなったユキヤナギに見えませんか?思った以上にお花たちは似ているんですよね。
f:id:aikawa_park:20220321142127j:plain
ユキヤナギが同時期に咲くバラ科と大きく異なる点は、小さなお花をたくさんつけるという点ではないかと思います。

遠目から見ると動物の尻尾のように優雅にしなだれるため、生垣から飛び出た元気なユキヤナギを見ると春だなぁと言う気分にさせられます。
f:id:aikawa_park:20220321142209j:plain
鞭のように流れる枝にたくさんの花が付いていますね。ここまで立体感のあるお花も珍しい気がしますね。写真の構図を考えるのも楽しい植物です。
f:id:aikawa_park:20220321142404j:plain
刈り入れが入る側面だと雰囲気もがらりと変わります。

飛び出たしなりのある枝がウリのユキヤナギですが、こじんまりと控えめな印象になりますね。

花の少ない時期であれば白と緑のバランスが楽しめます。
f:id:aikawa_park:20220321142658j:plain
ユキヤナギは咲き始めたばかりですからしばらくの間美しい姿を見ることができます。駐車場に寄った際には白いお花を探してあげてくださいね。

aikawa-park-sanyasou.hatenablog.jp
お花たちが楽しい季節ですね。

カラスと猛禽類の喧嘩

上空での熱い戦い

猛禽類を見てみたいという熱い思いを持った方がいます。とはいえなかなか遭遇出来ないのが難しい所ですよね。

所がカラスと言う身近な鳥に注目すると猛禽類と遭遇できる可能性があります。

街中でもお馴染みのカラスですが、園内ではハシブトガラスの割合が大きいです。

頭がコブ状に膨れるのとナイフのような大きな嘴が特徴的なカラスでしたね。

自然の中にいるとなかなかかっこよかったりします。

群れることも多いカラスですが、園内で多数のカラスを見つけたら戦いが行われているかもしれません。
多数飛んでいたら要注目ですよ。

ということで上空でトビとカラスが喧嘩をしていました。猛禽とカラスではカラスの方が弱い! そんな印象を持たれている方もいるかもしれません。しかしカラスは意外と強いのです。

というよりも賢いので1頭のトビに数十頭で戦いを挑みます。

今回は一対一ですが周囲に他のカラスがいたりすると仲間に情報が伝わり、1対50くらいの戦いになります。

さてこの状況どちらが攻撃を仕掛けると思いますか?

攻撃を仕掛けてきたのはカラスの方です! トビは驚きながら身を翻して避けます。攻撃すると群れで攻撃し返されるからかトビは防戦一方ですね。
たまたまカラスが攻撃したように思われるかもしれません。しかし翅を広げたら1.5m近くあるミサゴですらカラスに負けるのです。

大きく迫力満点の人気猛禽類ミサゴ。宮ヶ瀬ダム上空で度々見られます。この後カラスに追われて逃げていきました。


このようにカラスは意外と強いのです。カラスに意地悪をしてしまうと同じように群れで仕返しをされてしまうかもしれませんから気を付けましょう。
aikawa-park-sanyasou.hatenablog.jp

パークセンター花壇周辺のお花たち。アネモネ、ハナニラ、紫色のハナニラなどのお花情報。

お花たち、活気づく。

植物や昆虫好きには嬉しい気候となってきましたね。園内でもお花のある場所ではハエから蝶までいろいろな虫たちが活動し始めています。
今日は花壇の植物を見ていくことにしましょう。
f:id:aikawa_park:20220316152719j:plain
園芸にはさほど詳しくないのですがアネモネかと思われます。か弱い印象の植物が多いこの時期に力強くどっしりと構えるアネモネの姿はかっこいいものです。

有毒植物達

キンポウゲ科の植物は毒を持つという点でシカの食害が多いあいかわ公園とは相性がいいですね。
f:id:aikawa_park:20220316152921j:plain
キンポウゲ科は花期の早いものが多く、日本の自然に生えているものでも2月~4月頃に咲くものが多いです。
花には面白い特徴が見られ、やや難しい話にはなりますが花びらとガクが同じ姿をしています。
現在ぽつりぽつりと咲き始めていますよ。

同じ花壇に生えているのがハナニラですね。
f:id:aikawa_park:20220316153304j:plain
ハナニラもアネモネと同じく有毒植物で、花びらとガクが同じ姿をした植物です。花とガク?さっきから何の話?と疑問の方もいるかと思います。ハナニラの花びらに注目してみると写真でよく見える3枚の花びらに、上側とより下側があるのが分かりますか?

同じ姿形でも本来花を支えていたガク(下側)の性質が残されているんですね。より上にある3枚が花びら。下側にある3枚がガクと言うことになります。
f:id:aikawa_park:20220316150639j:plain
春らしい紫色のハナニラも生えていましたよ。

この時期に楽しいのはお花の前で待っていると色々な虫たちが来てくれることです。特に小型のアブの仲間はこちらが動かなければ見事なホバリング(空中で停止する)を見せながら花に止まる様を見せてくれます。

貴重?紫のオオイヌノフグリ

f:id:aikawa_park:20220316154206j:plain
こちらは紫色のオオイヌノフグリです。

貴重な植物であるイヌノフグリではないかと思ってしまいましたが、青色の変異個体みたいです。
オオイヌノフグリと言う外来種はとても有名ですが、実はイヌノフグリと言う在来種がおり、紫の美しい植物なんです。現在はなかなか見られません。
花の色合いにも個性が見られて楽しいですね。

花壇からは離れてしまいますがハクモクレンが豪勢に咲いています。
f:id:aikawa_park:20220316154652j:plain
モクレン科の花はピークを過ぎると一気に痛むため、美しい姿が見られるのはこの週末くらいまでになるでしょう。石小屋ダム方面に1本だけあります。存在感抜群ですよ。

その他旬の花たちを写真でお届けします。
f:id:aikawa_park:20220316150557j:plain
ベニバナアセビ
f:id:aikawa_park:20220316150443j:plain
キュウリグサ
f:id:aikawa_park:20220309131617j:plain
ヤマハンノキ
f:id:aikawa_park:20220316160550j:plain
ツツジ「ヒカルゲンジ」
見頃の花や「今後の花情報に興味のある方は山野草図鑑の利用がおススメです。
aikawa-park-sanyasou.hatenablog.jp

越冬性の蝶が動き始めました。 キタテハ、アカタテハ、ルリタテハ、テングチョウなどが見られます。

蝶が目につくようになりました。

虫取りの時期はまだかまだかと意気込んでいる方も多いのではないでしょうか?

3月12日の暖かい気候を経てチョウ類たちが飛び始めました。 日が出ていれば虫網を持って遊べそうです。
f:id:aikawa_park:20220312113857j:plain
探す場所はミツマタが圧倒的におすすめですね。

綺麗な花を見ているだけで色々な虫たちが代わる代わるやってきます。

今日はどんな虫が来るでしょうか?待ってみることにしましょう。
f:id:aikawa_park:20220312114144j:plain
早速やってきたのはアカタテハです。越冬性の蝶で翅先が黒く、その中に白い点があります。非常に飛翔が速い蝶で、眼で追いかけるのには訓練が必要ですね。

この時期の個体数としてはまずまず見られ、園内には食草がたくさんあるため見かける機会が多い蝶です。捕まえたら大したものですよ。
f:id:aikawa_park:20220312114412j:plain
続いては最もよく見られるテングチョウですね。

アカタテハと色合いが似ています。しかし1周り小型なので大きさで判断できます。

テングチョウは頻繁に日向ぼっこをしており、写真のように地面に降りてくることも多い蝶です。
しかも結構鈍いので、網などがあれば楽に捕まえられるでしょうね。天狗のように長い鼻が可愛らしい蝶です。
f:id:aikawa_park:20220312115335j:plain
アカタテハにそっくりですか? ぜひとも実物で見比べてみましょう!
f:id:aikawa_park:20220312115447j:plain
テングチョウに次いで見かけやすいのはキタテハですね。

羽の後ろにある黒模様青い模様が入る特徴があります。こちらも花だけでなく地面でも頻繁に日向ぼっこをする蝶なので、歩いていると急に飛び出してくることが多い蝶です。

姿がそっくりのレア種、シータテハがいるため、見かけた場合には確認しない訳にはいかない種類です。

f:id:aikawa_park:20220312120024j:plain
そしてこの時期に最も珍しい種類はルリタテハと言う青色に輝く蝶です。

ミツマタに来ることもありますが、どちらかと言うと園内のどこかしらで日向ぼっこしている個体に遭遇することが多いですね。蝶ってこんなに綺麗なの?という感動が味わえるので是非とも探してほしい種類です。
f:id:aikawa_park:20220312120313j:plain
ここでは木造デッキの上にいました。ルリタテハも捕まえる難易度が高い蝶ですね。 ぜひとも色々な蝶探しに挑戦してみてください!
aikawa-park-mushizukan.hatenablog.com
園内の虫たちはこちらから。

aikawa-park-sanyasou.hatenablog.jp
お花も更新