冬場に虫探しに挑戦してみたいけれども、いったいどこを探せばいいんだろう? 冬に虫取りをしてみたい!そのように考える方も多いのではないでしょうか。
今日はあいかわ公園でも身近な自然でもできる冬の虫探しの楽しみ方をお伝えします。
流石に冬は虫の数が少ないので、根気が必要にはなりますがきっと見つけられると思いますよ。
狙うべきポイントは...?
なんと!見た目にも地味でいかにも何もいなさそうな木の根元にたまっている落葉です。軍手やグローブをして手の安全を確保したら、根元の葉っぱを一枚一枚ひっくり返していってみましょう! 冬場には寒くて活動していない虫たちを見つけられるかもしれません。皆さんが毎日寝ている布団のような役割を落葉がしてくれており、虫たちにはいい寝床なのです。ではいったいどんな虫が出てくるのでしょうか?
葉をめくっていると急に虫たちが出てくるのでびっくりします。しかし、この突然見つかる感覚が癖になるのです。調べてみると緑色が綺麗なワカバグモでしょうか。今は活動しない時期なのでじっくり観察することができます。
一番びっくりするのは元気に活動している森のお掃除屋さんのモリチャバネゴキブリが勢いよく飛び出してくる時です。このハラハラ感はなかなか味わえませんよ。
エノキのような冬を越す蝶が見られる木の根元では、こんな生き物も見つかります。
アカボシゴマダラという蝶の幼虫です。エノキの葉の裏で冬に落葉をめくっていると一番よく見つかるのがこの子です。エノキには似た蝶が3種 オオムラサキ、ゴマダラチョウ、アカボシゴマダラとみられます。アカボシゴマダラは写真右の頭から見て、背中に流れるように続く4個の突起のうち1つめと3つ目が目だちます。3つ目が特に大きいです。
冬場には落ちた枯葉の色に合わせてしっかりと自分の体も茶色にし、天敵にばれないようカモフラージュをしています。忍者のようですね。
このように少し手間はかかりますが虫を見つけることができますので是非皆様も冬の虫取りに挑戦してみてください。