樹液の出る木を回っていると度々目にする大型の蝶がいます。
こちらは昨年出会ったボロボロの蝶なのですが、アカボシゴマダラと言う蝶です。
この蝶は名前の通り翅の後ろに赤い模様があります。
アカボシと言う名はぴったりだと思いますが、これは暑い夏の時期にだけ見られる特徴なんです。
夏に現れるものを夏型、春に現れるものを春型と呼びますが、彼らの春型はどんな姿をしているのでしょうか?
なんと春型には特徴的な赤い模様がありません。
まるでモンシロチョウの仲間かのような白と黒の姿をしているのです。
とはいえかなり大きいのでモンシロチョウなどと間違えることはないですけどね。
見ての通り大きいですね。
この蝶は樹液が大好きなため、夏になると木の周りを飛んでいる姿が目立ちます。
色合いから遠目でも分かるため、樹液を探したい人にとってはいい案内人となってくれるでしょう。
同じ蝶だとは思えないほど季節で色合いが違いますね。
春型は線状の黒い線が目立ち、夏型はより黒の面積が広いですね。
園内では比較的見やすい蝶なのですが、彼らの幼虫はいったい何を食べているんでしょうか?
それが広場にも生えているエノキという木です。
蝶には大人気の葉っぱで、オオムラサキやゴマダラチョウなどの美しい人気の蝶たちが見られる木です。
(園内ではオオムラサキもたまにいます)
幼虫も成虫もふれあい広場で食べ物にありつけるため、彼らにはとてもいい環境なんでしょうね。
園内では普通に見られる種類なので、これから夏にかけてよく見かけるはずです。外国からやってきた子なので、見かけたらそっとしておいてあげてくださいね。
樹液を教えてくれる蝶としてはサトキマダラヒカゲもおススメです。↓
aikawa-park.hatenablog.com
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虫取りお役立ち情報では樹液の探し方などの夏に役立つ情報が満載です。